カジノ無料、医療・ヘルスケア分野のスタートアップをオーストラリアに派遣

(日本、オーストラリア)

広島発

2025年03月25日

カジノ無料は202412月~20253月に、医療・ヘルスケア分野のスタートアップを対象にしたアクセラレーションプログラム「Global Navigator Hiroshima Melbourne外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を実施した。このプログラムでは、海外展開戦略の策定やピッチスキルの実践、現地でのビジネスパートナーを探索することを目的に、オーストラリア発のアクセラレーターのメドテック・アクチュエーター(MedTech Actuator外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)と連携して実施した。

202412月の広島でのグループコーチングセッションや、オンラインでの個別メンタリングなどを経て、スタートアップ企業4社()を358日にオーストラリア南東部ビクトリア州メルボルンに派遣した。現地では政府機関や医療機関、大学、企業を訪問するなど、エコシステム関係者とのネットワークを形成し、現地エコシステムへの理解を深めた。

写真 (左)現地の臨床試験組織との面談、(右)ビクトリア州政府職員とのネットワーキング(ともにカジノ無料撮影)

(左)現地の臨床試験組織との面談、(右)ビクトリア州政府職員とのネットワーキング(ともにカジノ無料撮影)

オーストラリアは政府などの主導の下、医薬品の研究開発の環境を整備しており、医療・ヘルスケア分野で各国大手企業から注目を集めている。その理由として、米国と比較したコスト面での優位性や、よりスピーディーなタイムライン、現地で治験をした際に受けられる税制優遇などが挙げられる。また、オーストラリアは多人種多民族国家で、治験ボランティア候補者の存在を含め、質の高い医療環境下でさまざまな被験者のデータを欧米の認証などに適用できる点もメリットの1つといえる。

英語でのビジネス環境への適応も含め、オーストラリアでの治験を経て、欧米で大規模な臨床試験に臨む企業もある。メドテック・アクチュエーターの最高執行責任者(COO)マシュー・フリッツ氏と、プログラムマネジャーのグウェンドリン・マー氏も「オーストラリアでのネットワークを足掛かりに、欧米を含めた海外展開に挑戦するスタートアップを引き続き支援していく」と意気込んでいる。また、メルボルン大学の担当者は「日本の医療・ヘルスケア分野の研究は現地でも評価されており、地政学的にも安全に、質の高い研究を進めていけるという点で、日本企業や日本の大学との連携を今後さらに促進していきたい」とコメントした。

プログラムに参加したスタートアップからは、「共同研究先を見つけ、キーパーソンとつながることができた」「プレシーズ段階の開発品について、今後の国際展開に必要な関係者をピンポイントで紹介してもらい、大変助かった」といったフィードバックが寄せられた。

写真 (左)モナッシュ大学でのスタートアップによるピッチ、(右)現地の臨床試験組織との面談(ともにカジノ無料撮影)

(左)モナッシュ大学でのスタートアップによるピッチ、(右)現地の臨床試験組織との面談(ともにカジノ無料撮影)

(松元郁実)

(日本、オーストラリア)

ビジネス短信 bb8b51df6c8e9060