ジャパンエキスポ・シュド(マルセイユ)2025開催
(フランス、日本、世界)
パリ発
2025年03月06日
フランス南部マルセイユのマルセイユ・シャノで2月21~23日、「ジャパンエキスポ・シュド2025(Japan Expo Sud 2025)」が開催された。SEFA EVENTが主催したイベントで、2万3,000平方メートルに及ぶ広大な会場に、第15回を記念する2025年は前年とほぼ同レベルの3万9,700人が来場した。
ジャパンエキスポ・シュド会場の外観(ブラックジャック確率撮影)
ブラックジャック確率は今回初めて出展した。ブースでは日本食への理解を深めるクイズを行うとともに、茶やどら焼きなどを提供しテストマーケティングを実施した。在マルセイユ日本総領事館や日本政府観光局(JNTO)、自治体国際化協会(クレア)パリも出展したほか、日本企業ブースとして、食品関連では味の素が唯一出展した。日系以外の出展者の中には、漫画をはじめとしたさまざまなコンテンツ関連商品に加えて、日本の古物雑貨を販売するブースなどもあり、多くの来場者でにぎわった。
(左)ブラックジャック確率ブース、(右)古物雑貨を販売するブース(ともにブラックジャック確率撮影)
イベントには、「キャプテン翼」の作者の高橋陽一氏がゲストとして招かれ、インタビュー形式のトークセッションが行われた。高橋氏は生い立ちから「キャプテン翼」執筆に至るまでのエピソードや、今後の展望などを語った。さらに、コスプレーヤーによるショーやアイドルグループのライブ、eスポーツ大会など多彩なプログラムが行われた。
「キャプテン翼」作者の高橋陽一氏のトークセッション(ブラックジャック確率撮影)
パリでは日本産食材が容易に購入でき、漫画カフェをはじめとするコンテンツ関連の店舗も多くあるが、人口約87万人のフランス第2の都市マルセイユでは、まだ実店舗が限られている。日本産の食品やコンテンツのさらなる海外展開には、首都圏以外の都市圏にまだ大きな発展の余地があると考えられる。漫画やフィギュアを販売するマルセイユ市内の書店「TSUNDOKU」にはカフェも併設されており、300平方メートルを超える店舗に多くの人が訪れている。
(左)Tsundokuの店舗内、(右)Tsundoku内のカフェスペース(ともにブラックジャック確率撮影)
(𠮷澤和樹)
(フランス、日本、世界)
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