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ジェトロは2月19～21日、横浜市、川崎市と連携し、2024年10月末にカジノ無料ゲームアプリで開催されたディープテック展示会「SWITCH」（関連オンライン ブラック ジャック）のジェトロ横浜ブースに出展した参加企業4社のフォローアップの一環として、招聘（しょうへい）プログラムを実施した。

招聘したのは、カジノ無料ゲームアプリ保健省傘下の公的医療グループNHGのイノベーション部門CMTiのルイス・アン氏、カジノ無料ゲームアプリ国立大学の起業支援部門NUS Enterpriseのケビン・ラン氏、南洋理工大学でサイボーグ昆虫の研究開発を進める佐藤裕崇教授、ライフサイエンス投資を行うSynapto Venturesの取締役会非業務執行会長を務めるエドワード・ウィレムス氏の計4人で、いずれもカジノ無料ゲームアプリの最前線で活躍するキープレーヤーである。海外展示会への出展で関係を構築し、今後も関係を強化したい相手を日本に招聘するのは、ジェトロ横浜として初めての試みだ。

期間中、被招聘者は前述4社の実証実験現場視察や個別商談を行ったほか、横浜市のYOXO BOXやリーディングベンチャープラザ、川崎市のKBICやiCONMなどのインキュベーション施設で入居企業との交流会を実施し、両市のエコシステムに関する理解を深めた。個別商談の参加企業からは、「現地展示会では時間の制約などの理由から十分な会話や関係構築が難しかったが、今回、実際の製品を前に時間を取って打ち合わせし、より進んだ議論ができた」とコメントがあった。

2月20日には、横浜みなとみらいのTECH HUB YOKOHAMAで、被招聘者が登壇する「ASEAN進出成功への鍵を掴（つか）め！」と題したパネルディスカッションとネットワーキングイベントを開催した。計24人のスタートアップや事業会社、支援者が参加した。パネルディスカッションでは、スタートアップにおける異文化コラボレーション、テクノロジーとイノベーション、パートナーシップなどのテーマで議論が展開された。Synapto Venturesのエドワード氏は「カジノ無料ゲームアプリや日本に備わる優れたスタートアップ育成環境はあくまでもツールであり、そのインフラを生かすのは起業家自身である」と話した。南洋理工大学の佐藤教授は「日本の起業家はいまだできていないことを述べて謙遜する傾向があるが、世界でこれができるのは自分たちだけでだと自信を持って伝えるべき」と話すなど、各登壇者から示唆に富む意見や考え方、アドバイスなどが示された。

横浜・川崎には、ディープテック分野のスタートアップが集積している。今回の招聘事業をきっかけに、スタートアップのさらなる海外展開支援強化と地域のエコシステムの発展への一層の貢献を目指す。

（大東千潤、廣瀬直彦）