トランプゲームブラックジャック
(中国)
青島発
2025年03月04日
中国聯合通信(チャイナユニコム)の張暁冰総経理は2月24日、山東省青島市嶗山区で国際通信業務出入口局(注)トランプゲームブラックジャックの着工を発表した。同トランプゲームブラックジャックは、広帯域、低遅延なデータの越境高速伝送ルートを建設するもので、同トランプゲームブラックジャックが完了すれば、青島市は北京市に次いで中国北部で2番目の国際通信ハブとしてグローバル・ネットワークに接続されることになる。また、これにより、青島市や近隣都市のユーザーは国際インターネットにアクセスする際の遅延時間が10ミリ秒短縮できるとされている。
トランプゲームブラックジャック責任者によると、同トランプゲームブラックジャックの総投資額は39億元(約819億円、1元=約21円)で、2025年にはそのうち3億元を投資する計画だ。同トランプゲームブラックジャックでは、総建築面積2万4,500平方メートルの国際局機械室のビルやデータ伝送通信システム、機械室内の電力施設などを建設する。帯域幅880Gに達する同トランプゲームブラックジャックは2026年10月に竣工(しゅんこう)・利用開始できる予定だ。
中国は1994年、国際インターネットへ完全に接続し、中国電信(チャイナテレコム)、チャイナユニコム、中国移動(チャイナモバイル)が北京市、上海市、広東省広州市に国際通信業務出入口局を設置した。その後デジタル経済の発展に伴って情報インフラ整備のアップグレードが必要となり、工業・情報化部は2024年7月10日、広西チワン族自治区南寧市、青島市、雲南省昆明市、海南省海口市において国際通信業務出入口局の新設を認めた。これは30年ぶりの国際通信業務出入口局の増設となる。
青島市は2016年から山東省政府の支援を受け、チャイナユニコムと共同で、他都市に先駆けて国際通信業務出入口局の設置に取り組んでいる。同トランプゲームブラックジャックにより、国際通信能力が向上し、越境データの伝送、国際デジタル貿易、クロスボーダーのファイナンス、越境電子商取引(EC)、国際物流など多方面のサービスが強化され、山東省および周辺地域の発展に寄与すると期待されている。
(注)国際通信業務出入口局とは、中国国内通信事業者の通信網と海外通信事業者の通信網との接続拠点であり、中国国内と海外との間のインターネット接続とデータ交換に利用される。同局は国の主要な情報インフラとして、国が統一的な計画により設置するものとされており、同局の設置および調整に関する許認可は工業・情報化部電信管理局が担当する。
(李燕)
(中国)
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