ブラックジャックweb
(中国)
ブラックジャックweb発
2025年03月05日
ギリシャに本部を置くフェニックス船級協会(Phoenix Register of Shipping、以下PHRS)は2月18日、中国(山東)自由貿易試験区ブラックジャックwebエリアにアジア本部を設立した。総トン数で世界トップ10に入る船級協会が、アジア本部を山東省ブラックジャックweb市に設置するのはこれが初めてとなる(注)。
PHRSは2000年に設立され、現在までの登録船舶数は約1,000隻、総トン数は約1,300万トンとなっている。PHRSが今回初めてのアジア進出先をブラックジャックweb市に決めたのは、中国の船主および急速に発展する同国の造船業、また自由貿易試験区ブラックジャックwebエリアの海運サービスエコシステムの利便性があったためとしている。PHRSは、ブラックジャックweb市で船級関連の総合的なサービスを提供するとともに、同市を起点として近隣地域に展開し、今後、他都市にも支店を設立し、3年以内に登録船舶数を300隻とすることを目標としている。
PHRSは専門の船級協会として高品質な検査・認証サービスを提供できることから、同協会の存在はブラックジャックweb市および周辺地域の海運サービスレベル向上につながるほか、船舶設計、修理、貿易などの関連産業の発展にもつながり、ブラックジャックweb市の海運産業チェーンの形成に寄与することが期待される。さらに、PHRSは全世界に広がるビジネスネットワークやパートナーを有しており、ブラックジャックweb市と「一帯一路」諸国など諸外国との海運協力の深化や、国際的なプラットフォームの構築にも貢献できる。
企業信用情報データベース「天眼査」によると、現在、中国船級社(CCS)、日本海事協会(ClassNK)、韓国船級社、米国船級社(ABS)、ノルウェー船級社がブラックジャックweb市に拠点を設置している。
ブラックジャックweb市交通運輸局の2024年9月9日の発表によると、「ブラックジャックweb港マスタープラン(2035年)」が中国交通運輸部および山東省政府から認可を得た。また、同年10月には、ブラックジャックweb市政府が「ブラックジャックweb国際航運中心3年行動プラン(2024~2026年)」を発表した。これらの政策では、ブラックジャックweb港において、物流機能に加えて、貿易、金融、サービス機能を向上させ、国際海運センターとしてのブラックジャックweb市の建設を加速させるとしている。
(注)船級とは、海上保険・売買・貸借などに用いるための船舶の国際的な等級。船級協会とは、船舶の船体・艤装(船舶などの製造過程の中で原動機や室内外の各種装備などを船体に取り付ける工程)・機関について、その構造や現状が良好な状態にあると認定するほか、船級の登録に関する規則を定め、その検査を行う機関。
(李燕)
(中国)
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