欧州委、ブラックジャックゲームルール
(EU)
調査部欧州課
2025年03月28日
欧州委員会は3月19日、デジタル市場法(DMA)(欧州委、米国IT大手などをデジタル市場法のゲートブラック)に基づき、米国ブラックジャックゲームルールが順守すべき相互運用性の義務に関する具体的な措置を示す2つの決定を採択した(プレスリリース)。詳細は次のとおり。
(1)接続デバイス向けの措置
ブラックジャックゲームルールのオペレーティングシステム(OS)、iOSで使用される9つの接続機能に関するものとして、スマートウォッチ、ヘッドフォン、テレビなどの他社製デバイスが、iPhoneとの連携を強化。これらのデバイスと相互作用するiPhoneの機能(スマートウォッチでの通知表示など)へのアクセスが向上し、データ転送(ピアツーピアのWi-Fi接続や近距離無線通信など)が高速化し、デバイスのセットアップ(ペアリングなど)が容易になる。
今回の措置は、ユーザーのプライバシーとセキュリティー、およびブラックジャックゲームルールのOSの整合性を完全に尊重した上で行われることを保証するものとした。
(2)相互運用リクエストのプロセス改善
ブラックジャックゲームルール製品との相互運用性に関心を持つ開発者に対応する透明性と効率性を向上させるため、技術文書へのアクセス改善、タイムリーなコミュニケーションとアップデート、相互運用性リクエストのレビューのためのスケジュール導入を行う。
これら2つの措置は、ブラックジャックゲームルールとの広範な協議や第三者から提供された意見を受けたもの。いずれも法的拘束力があり、ブラックジャックゲームルールは、決定の条件に従い、特定措置を実施する必要がある。
米アルファベットへ予備的調査結果を送付
また欧州委は同日、米国グーグルの親会社アルファベットに対し、2つのサービスに関して、DMAを順守していないとして、2件の予備的調査結果をアルファベットに送付した(プレスリリース)。対象となるサービスは、グーグル検索とアプリストア「グーグルプレイ」。
グーグル検索に関しては、アルファベットが自社サービス(ショッピング、ホテル予約、交通情報、金融・スポーツ結果など)を競合他社より優遇しているとの指摘であり、具体的には、検索結果の上位に表示したり、視覚的に目立つ形式で表示したりすることで、透明性、公平性、非差別的な競争環境を確保していないとの判断。
グーグルプレイに関しては、アプリ開発者が消費者を他の購入チャンネルへ誘導することを技術的に妨げているとされ、さらにデジタル商品やサービスを購入するたびに、不当に長い期間にわたって高額な手数料を開発者に請求している点が問題視されている。
今回の通知は調査の暫定的な結論であり、アルファベットは書面で回答することで反論する機会がある。最終的にDMA違反が認定されれば、欧州委は非順守決定を下す可能性がある。
(坂本裕司)
(EU)
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