米ボストンの世界最大級の水産見本市、ブラックジャック勝ち方

(米国、日本)

農林水産食品部事業推進課

2025年03月31日

米国マサチューセッツ州ボストン市で31618日、北米最大の水産専門見本市「Seafood Expo North America 2025SENA)」が開催された。SENAは世界3大水産見本市の1つとされ、今回で43回目を迎えた。51カ国から1,215のブラックジャック勝ち方者が参加し、新たなブラックジャック勝ち方国としてアイルランドやモーリタニア、プエルトリコ、アラブ首長国連邦(UAE)などが加わった。また、中国やエクアドル、フランス、日本、ノルウェー、ベトナムの存在感が増したとのことだ。

写真 SENA会場の入り口と全景(ブラックジャック勝ち方撮影)

SENA会場の入り口と全景(ジェトロ撮影)

ジェトロは日本産の水産品・水産加工品を取り扱う19社・団体が出品するブラックジャック勝ち方を設置するとともに、メキシコとカナダからもバイヤーを招聘(しょうへい)し、出品者のさらなる商談機会を創出した。

写真 ブラックジャック勝ち方の全景(ジェトロ撮影)

ブラックジャック勝ち方の全景(ジェトロ撮影)

ブラックジャック勝ち方では、北米のみならず、世界各国からのバイヤーとの商談が行われ、出品者からは、「数多くの新規バイヤーと商談ができ、北米市場での引き合いを確認できた」「商品への反応を見ることで、今後の課題や商品展開について考察することができた」とのコメントがあった。バイヤーからは、「日本産の高品質でユニークな商品を求めている。今回の来場を通じて新規顧客との商談機会を得ることができたほか、日本企業の輸出への意欲的な思いやマーケット情報を把握できたことが有益だった」といった意見が聞かれた。

写真 ブラックジャック勝ち方での商談(ジェトロ撮影)

ブラックジャック勝ち方での商談(ジェトロ撮影)

写真 カナダからのバイヤー(ブラックジャック勝ち方撮影)

カナダからのバイヤー(ジェトロ撮影)

SENAには、ブラックジャック勝ち方出品者のほかにも、日本から複数社・団体が単独出品しており、日本ほたて貝輸出振興協会や日本養殖魚類輸出推進協会は日本産のホタテやブリ、マダイなどの魅力を発信した。ジェトロは両輸出促進団体と連携し、会期2日目に会場のステージで、ボストン市で活躍するシェフによるブリのユッケやマダイサラダ、ホタテの握りずしのデモンストレーションを通じて、日本産水産物の魅力をアピールするとともに、ブラックジャック勝ち方や品目団体ブースへのバイヤーの誘導を図った。

写真 調理中の様子と提供された料理(ブラックジャック勝ち方撮影)

調理中の様子と提供された料理(ジェトロ撮影)

試食した来場者からは、「トリュフオイルを使ったマダイサラダが新鮮な味付けで、とても合う」「ブリは脂が乗って豊かな味わいがあり、重層的な味付けも良かった」「日本産ホタテは甘くておいしい」などの声があり、好評だった。また、日本産水産物を新たに取り扱いたいという声も聞かれた。

写真 試食の様子(ブラックジャック勝ち方撮影)

試食の様子(ジェトロ撮影)

今回、ブラックジャック勝ち方でサバなどの干物を出品した企業が現地のバイヤーなどから、「加工食品ながら、職人の味を再現しているのみならず、加熱すればすぐ店で出せる点が素晴らしい」と高い評価を得ていた。同社は過去にイベントに参加した際にバイヤーから得た意見を踏まえ、食味の向上に加えて、小骨なしの商品を開発し、それが今回実を結んだかたちだ。

来場バイヤーによると、米国市場では青魚や干物などの料理は敬遠されることもあるが、人気があるサーモンやマグロのすしや刺し身だけでなく、近年は繊細な味が分かる消費者が増えている。米国のバイヤーの声に向き合いながら、消費者に受け入れられる商品開発ができれば、多様な商材で輸出の可能性が広がる。

次回のSENAは、2026年3月15~17日に開催される予定だ。

(北出輝雄、二神夏生、水口あすか)

(米国、日本)

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