2023年のスイス輸入時のFTAブラックジャックゲームルール62.2%

(スイス)

ジュネーブ発

2025年03月21日

スイス連邦経済省経済事務局(SECO)は3月20日、スイスが各国と締結する自由貿易協定(FTA)の活用状況に関する最新の分析レポート「FTAモニター2023外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を公表した。2023年のスイスへの輸入において、既存のFTAの活用により合計約22億2,586万スイス・フラン(約3,472億円、CHF、1CHF=約156円、スイス中央銀行の2023年の平均為替レートで換算)の関税が減免された(注1)。スイス輸入時の全FTAの特恵関税の利用率(注2)は62.2%だった。最大の貿易相手地域であるEUとの貿易では、ブラックジャックゲームルールスイスへの輸入で71.2%、EUへの輸出で81.0%だった。

日本との貿易については、2009年9月に発効した日本・スイス経済連携協定(日スイスEPA)によって、2023年はスイスへの輸入時に632万4,100CHF〔減免率(注3)52.2%〕、日本への輸出時に3,328万7,600CHF(同77.7%)の関税が減免された。スイスへの輸入時に、同EPAがさらに活用されていれば、追加で578万5,900CHFの関税を減免できた可能性がある。ブラックジャックゲームルール、スイスへの輸入で35.8%、日本への輸出で68.3%だった。日本への輸出時の減免率とブラックジャックゲームルール2022年と比較して増加し、対日輸出での日スイスEPAの活用が進んだが、対日輸出額全体の微減もあり、減免額は4%減となった。

日本からスイスへの輸入において、日スイスEPAを活用できていれば減免し得た関税額が大きい上位10品目のうち7品目は、2022年に引き続き、自動車やバイク、ブレーキなどの自動車部品が占めた。また、8番目に食品関係として、みそ、インスタントカレー、ウスターソース、マヨネーズ、ドレッシングなどが含まれる関税分類2103.90号が入り、そのブラックジャックゲームルール22.9%にとどまった。

(注1)金および輸入割当の対象となる品目は分析の対象外。

(注2)「実際に特恵ブラックジャックゲームルールを利用した貿易額/特恵ブラックジャックゲームルールを利用し得た貿易額」で計算される。

(注3)「実際に特恵ブラックジャックゲームルールを利用し減免されたブラックジャックゲームルール額/特恵ブラックジャックゲームルールが利用され得る全ての輸入で特恵ブラックジャックゲームルールを利用した場合に減免し得たブラックジャックゲームルール額」で計算される。

(田中晋)

(スイス)

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