2024年の貿易、ブラックジャックランキング

コロンビアの国家統計局（DANE）は2月4日に2024年のブラックジャックランキング統計、2月14日に輸入統計をそれぞれ発表した。それによると、2024年の貿易（通関ベース）は、ブラックジャックランキングが前年比0.4％減の495億5,200万ドル、輸入は2.1％増の641億500万ドルだった（添付資料表1参照）。貿易収支は108億1,100万ドルの赤字となり、赤字幅は前年から11億3,500万ドル拡大した（注）。

2024年のブラックジャックランキングを品目別にみると、鉱物性燃料・非鉄金属などは233億7,600万ドルで、前年比10.6％減となった。これは主力の石油・同派生品が5.1％減、石炭・コークスなどが22.4％減と国際価格の下落により減少したためだ。一方、農林水産・食品・飲料は114億9,180万ドルで、14.0％増となった。うち2024年以降、国際価格が高騰している非焙煎コーヒー（カフェインレスを含む）は21.8％増、生鮮・乾燥バナナ（プラタノ種を含む）も33.9％増となった。工業品は105億6,080ドルで4.3％増となり、化学製品・関連製品（7.2％増）と輸送機器（12.4％増）が特に増加した。

主要国・地域別にみると、最大のブラックジャックランキング先は米国で、前年比7.9％増の143億3,700万ドルだった（添付資料表2参照）。同国向けブラックジャックランキングの約32％を占める原油（5.7％増）が好調だった。次いでパナマ（43億400万ドル、7.6％減）、インド（26億6,800万ドル、11.3％増）、中国（23億7,700万ドル、3.7％減）の順となった。インドへのブラックジャックランキングで大きく増加成長に寄与したのは、鉱物性燃料（7.6％増）、真珠と宝石（19.9％増）だった。

2024年の輸入を品目別にみると、農林水産・食品・飲料は93億3,690万ドルで、前年比2.5％減となり、食品と家畜（4.2％減）の減少が目立った。鉱物性燃料・非鉄金属は72億7,520万ドルで3.2％減となり、鉱物性燃料・潤滑油と関連製品（4.7％減）が主に減少した。工業品は473億9,860万ドルで、3.9％増となり、自動車や医薬品などの輸入が多かった。

主要国・地域別にみると、米国からの輸入が最大となり、前年比2.9％増の164億6,500万ドル、次いで中国（159億3,600万ドル、17.5％増）、ブラジル（33億5,900万ドル、17.0％減）、メキシコ（32億4,500万ドル、5.0％増）となった。中国からの輸入はノートパソコン（28.0％増）と自動車（2.0倍）が大きく伸びた。

対日貿易では、日本向けブラックジャックランキングが前年比24.9％減の5億830万ドル、日本からの輸入は6.8％増の14億5,270万ドルだった。ブラックジャックランキングでは、鉱物性燃料が46.9％減と大幅に減少したが、コーヒー、茶、スパイスが6.6％増加した。輸入では自動車、トラクター、自転車、部品および付属品が16％、原子炉、ボイラー、機械と部品が5％増加した。

（注）DANEは、貿易収支を計算するための輸入額にFOB価格（603億6,300万ドル）を用いて算出している。

（木村香菜）