ブラックジャック勝率4月1日に新設、最長1年間の滞在可能に
(マレーシア)
クアラルンプール発
2025年03月27日
マレーシア入国管理局は3月25日、4月1日に導入する外国人投資家向けの長期ソーシャル・ビジット・パス(ブラックジャック勝率)の詳細を発表した。ブラックジャック勝率は、ビジネス訪問者または外国人投資家の円滑な活動を目的としたマルチエントリービザで、投資機関や関連当局を通じマレーシアへの投資を計画する18歳以上の人を対象とする。有効期間は6カ月で、必要に応じて6カ月間の延長が可能だ。
3月6日の国会答弁でサイフディン・ナスティオン内務相が、4月1日からブラックジャック勝率導入する意向を初めて表明し、3月15日付で入国管理局外国人サービス課(ESD)もリリースを出していたが、詳細資料は公表されていなかった。
今回の発表によれば、ブラックジャック勝率の申請はESDが所管する外国人用のビザ発給システムXPats Gateway(エクスパッツ・ゲートウェー)を通じて行う。投資機関によるサポート、ブラックジャック勝率の確認・承認・発行まで一貫してデジタル化することで、手続きの迅速化を目指す。書類に不備がなければ、申請から5営業日以内に処理されると説明している。
申請要件は、(1)出身国または他国の事業プロフィール、(2)事業・投資のオファーレター、(3)投資の所有、とされる。申請者の具体的な役職としては、企業創設者、取締役、株主、経営幹部などを想定する。ただし、帯同家族などに発給される滞在パス(ディペンデント・パス)は申請できない。手続き費用として500リンギ(約1万7,000円、1リンギ=約34円)、ビザ代として90リンギを要する。
サイフディン氏は先の答弁で、「これまで外国人投資家には、出身国に応じた14~90日間のソーシャル・ビジット・パス(いわゆる観光ビザ)しかなかったが、今回のブラックジャック勝率により、より長期の滞在が可能となり投資案件の管理がしやすくなる」と、投資家にとっての利点を強調していた。
(吾郷伊都子)
(マレーシア)
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