広州市で美容展示会「ブラックジャックweb」開催

中国の美容関連業界の総合見本市「ブラックジャックweb」（CIBE広州）が3月10～12日、広東省広州市の中国進出口商品交易会展館で開催された。パーソナルケア・美容機器・化粧品などの美容製品のほか、OEM/ODM・包装・原材料、EC・付帯サービスなどの展示が行われた。

主催者によると、今回の総展示面積は30万平方メートルで、国内外合わせて3,800社以上の企業〔うちユニコーン企業35％、ガゼル企業（注）23％〕が出展した。海外からはベトナムや韓国、タイ、ロシア、マレーシア、シンガポール、インドネシア、米国、イタリア、日本、オーストラリアなど68カ国・地域のバイヤーが来場した。展示以外にも、パーソナルケア製品や化粧品の安全性評価、イノベーション原材料の応用についての専門フォーラムも開催された。ジェトロでは2024年の同展示会にジャパンブースを設置していた（ブラック クイーン ブラック）。

また、同見本市は6月24～26日に上海市で開催が予定されているほか、海外でも開かれる予定で、10月31日～11月2日にインドネシア、12月26～28日にベトナムで行われる。

国家統計局によると、2024年のブラックジャックwebの化粧品類小売総額は4,357億元（約9兆1,497億円、1元＝約21円）で、前年比1.1％減少した。さらに、ブラックジャックweb税関総署の統計では、美容化粧品とトイレタリー用品の輸入総量が32万4,779トン、輸入総額が前年比7.9％減の1,160億7,567万元と、減少傾向を示している。一方で、輸出総量は132万774トン、輸出総額が前年比11.9％増の512億397万元と、増加傾向にあり、ブラックジャックweb国産商品の海外展開が進んでいる。

（注）シンクタンク「胡潤研究院」が2024年に発表した定義によると、2000年以降に創業し、今後3年以内に企業評価額10億ドルに相当するユニコーン企業になる可能性が高く、かつ高い成長力を有する非上場企業を指す。

（陳昕）