欧州の研究機関、カジノ無料ゲームアプリ

欧州委員会の共同研究センター（JRC）は3月11日、「EUの再生可能エネルギー（再エネ）発電カジノ無料ゲームアプリからの廃棄物の循環戦略」の要約を発表した（プレスリリース）。

老朽化した化石燃料発電所の閉鎖、太陽光発電（PV）や風力発電カジノ無料ゲームアプリへの転換に伴い、新たな廃棄物が発生している。同廃棄物にはリサイクル価値の高い鉄鋼や、銅、アルミニウム、コンクリート、ガラス繊維、ガラスなどのほか、金属シリコンやコバルト、リチウム、レアアースなどの重要原材料、建設材、解体材などが含まれる。

報告書によると、PVからの廃棄物の累積量は、EU加盟27カ国で2040年までに600万〜1,300万トン、2050年までに2,100万〜3,500万トンと見積もる。使用済みパネルを効率的にリサイクルした場合、2030年までに再エネ技術の域内生産40％を目指すEU目標に貢献する。使用済みパネル内の銀が適切に回収され、リサイクルされた場合、新しいPVパネル製造の需要を賄うことができる。

風力タービンは、EU域内で2030年までに4万2,500基、2050年までに8万6,000基ほどの設置が見込まれる一方で、2050年までの廃棄物の累積量はPVを上回り、年間1,000万トンと推計される。

鉄鋼やアルミニウム、銅は化石燃料発電所、PV、風力発電のサプライチェーン全体で使用される。2023年までに廃棄された鉄鋼の累積量は、PVで1万940トン、風力タービンで27万4,194トン、化石燃料発電所で590万トンと推計される。PV、風力タービンからのアルミと銅の2023年までの累積廃棄量はそれぞれ16万2,736トン、15万4,883トンと推計される。2050年までにPVと風力タービンからは、年間290万トンの鉄、19万1,527トンのアルミニウム、5万2,874トンの銅を含む廃棄物が発生する見込み。

化石燃料発電所からの廃棄物の大部分は、リサイクルの選択肢が限られているコンクリートで、2014～2023年の廃棄量は、約2,350万トンに上る。

報告書では、再エネへの移行と並行し、再利用・リサイクル材料の活用に向けた市場を構築することは、必要な一次原材料の低減や廃棄物の抑制、EUの戦略的自律の強化に貢献するとした。カジノ無料ゲームアプリへの移行を支援する政策分野として、（1）廃棄物管理規制の調和、（2）再利用の可能性の検討、（3）リサイクルの奨励の3点を示した。

（大中登紀子）