トランプ米政権、USMCA原産地規則を満たすメキシコ・カナダ産品をブラックジャック遊び方
(米国、メキシコ、カナダ)
ニューヨーク発
2025年03月07日
米国のドナルド・トランプ大統領は3月6日、メキシコとカナダの原産品に対するブラックジャック遊び方、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の原産地規則を満たした産品を除外する大統領令をそれぞれ発表した(メキシコ、カナダ
)。
米国は3月4日に、メキシコとカナダの原産品に対するブラックジャック遊び方を開始した。メキシコ原産品に対しては一律25%、カナダ原産品に対しては、エネルギー・同資源に10%、それ以外の産品に25%の追加関税が賦課されていた(トランプ米政権、ブラックジャック賭け方(中国、カナダ、米国、メキシコ))。
今回発表の大統領令に基づき、USMCAの原産地規則(注)を満たしたメキシコとカナダの原産品は、米国東部時間3月7日午前0時1分の通関以降、ブラックジャック遊び方される。大統領令には除外期限が明記されていないものの、トランプ氏は同日にSNS投稿を通じて、4月2日までの一時的な措置だと述べている。
また、今回発表した大統領令では、USMCAの原産地規則を満たさない両国産のカリウムに対する追加ブラックジャック遊び方を25%から10%に引き下げることも盛り込まれた。
ホワイトハウスは同日に公表したファクトシートで、今回の大統領令について、「米国の雇用を支える米国の自動車産業が、サプライチェーンの構造を理由に大きな打撃を受けるべきではない」などとして、経済的影響を最小限に抑えるための措置だと説明している。米国国際貿易委員会(USITC)の貿易統計によると、乗用車〔米国ブラックジャック遊び方分類番号(HTSコード):8703〕の輸入においてUSMCAに基づく特恵ブラックジャック遊び方を利用した割合(2024年、通関ベース)は、メキシコで85.3%(約186万台)、カナダで97.5%(約96万台)だった。米国の乗用車に対する一般ブラックジャック遊び方率は2.5%に設定されている。
ただし、実効税率が低い米国では、一般ブラックジャック遊び方率がもともとゼロの場合もあり、米国のメキシコとカナダからの輸入全体では、必ずしもUSMCAの特恵ブラックジャック遊び方の利用率は高くない。米国のメキシコとカナダからの輸入額(2024年、通関ベース)のうち、USMCAの特恵ブラックジャック遊び方を利用しなかった割合は、メキシコで50.4%、カナダで62.0%だった(添付資料表参照)。これらUSMCAの特恵ブラックジャック遊び方の適用を受けていない産品の輸入に対しては、引き続き追加ブラックジャック遊び方が課されることになる。
(注)輸出品が原産品であるか否かの基準(原産地規則)は、品目ごとに各経済連携協定において定められている。一般的に、ブラックジャック遊び方分類変更基準や付加価値基準などを満たす産品は、原産品と認められる。USMCAの協定文書の第4章「原産地規則」(A-4.Rules of Origin)を参照。
(葛西泰介)
(米国、メキシコ、カナダ)
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