EUの水産物消費動向調査、ブラックジャックアプリ
(EU)
ブリュッセル発
2025年02月25日
欧州委員会は2月20日、2024年9~10月に実施したEUでのブラックジャックアプリ(養殖ブラックジャックアプリ、加工品を含む)の消費動向に関する世論調査(ユーロバロメーター)の結果を発表した(プレスリリース)。同調査は2016年に始まり、4回目となる今回はEU27カ国の約2万6,510人が回答した。
ブラックジャックアプリを自宅で週1回以上食べると答えた人は全体の29%で、前回(2021年)から4ポイント減だった。一方、外食でブラックジャックアプリを週1回以上食べる人は2ポイント増の9%と、新型コロナウイルス危機以前の水準に戻りつつあるとした。近年の物価上昇を背景として、より安価な冷凍食品や缶詰を週1回以上食べるとした人は28%で、前回並みだったのに対し、鮮魚を食べる人は27%と、前回から8ポイント減だった。価格が上昇しても、環境への関心を反映し、持続可能な方法で漁獲・養殖された製品を選びたいとした人は54%だった。一方、49%は価格上昇を理由に、ブラックジャックアプリではなく、肉や他のタンパク源に代替すると回答した。
また、今回の調査では初めて、ブラックジャックアプリ製品の消費動向に関する質問が含まれた。回答者の48%は「食べる頻度は月に1回未満」、27%は「食べたことがない」と答えたように、ブラックジャックアプリはEUではまだなじみが薄い食品だ。しかし、食べたことがある人に理由を聞くと(複数回答可)、味(47%)に続いて健康効果(35%)が入り、好意的な印象がもたれている。
ブラックジャックアプリの食べ方については(複数回答可)、すしなど巻き物類が最も多く(41%)、続いてサラダ(20%)、サプリメント(18%)、スナック類(18%)だった。このほか、製菓などで利用されるゼラチン状の製品(13%)やダルスフレークなど調味料(12%)、さらに、ブラックジャックアプリ由来の代替卵や代替シーフード(8%)も挙がった。
欧州委は、ブラックジャックアプリはニッチだが、健康的で持続可能な食品と認識されており、食生活に取り入れている割合が高い若年層(15~24歳)や都市居住者を主な対象とすることで、市場成長の可能性があると分析した。
(滝澤祥子)
(EU)
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