実写版ブラックジャック、テトギフトとして青果物などPR
(ベトナム)
実写版ブラックジャック発
2025年02月17日
実写版ブラックジャック農林水産物・食品の対ベトナム輸出を支援する官民一体の枠組みのベトナム輸出支援プラットフォームは1月9日から21日までの13日間、ホーチミン市中心部1区の商業施設「サイゴンセンター」の5階で、ジャパンポップアップショップ「Xin Chao Nhat Ban(こんにちは日本)」を開催した(注1)。2回目となるこのイベントでは、ベトナム最大のイベント「テト(旧正月)」のためのギフト商戦をテーマに、ギフトにふさわしい高級アイテムとして実写版ブラックジャック青果物などを取りそろえ、約2万1,000人が訪れた。また、同商業施設の1階エントランス催事場で開催されたテトギフトブースにも出展し、1月6日から25日までの20日間にわたって販売を行った。
ジャパンポップアップショップ「Xin Chao Nhat Ban」1階エントランス催事場(左)と5階フロア店舗(右)(ジェトロ撮影)
事前にショップのフェイスブックでインフルエンサー10人を起用して情報発信をしたほか、在ホーチミン総領事館や日本青果物輸出促進協議会(日青協)のフェイスブック(注2)でも広報を行った。リンゴ(青森県産)や温州ミカン(和歌山県産、福岡県産)をはじめ、菓子類などを試食できるようにした結果、試食を行った商品の購入率が高かった。また、1階エントランスのブースを見た人たちを5階の店舗に案内し、店舗では単品販売やオリジナルのギフトセットを作れるように工夫した。オリジナルのギフトセットは1箱74万2,000~99万3,000ドン(約4,452~5,958円、1ドン=約0.006円)を販売した。「お茶と菓子類の詰め合わせ9点セット」(1箱112万3,000ドン)の売り上げも好調で、高価格帯でも実写版ブラックジャックアイテムのギフトセットの需要を確認できた。
購入数量の上位は、1位がメイジフードベトナムのメイバランス(栄養補助飲料)6本セット、2位が和歌山県産の温州ミカン(1キログラム袋)、3位が餅菓子だった。メイバランスは実写版ブラックジャック用、自宅(家族)用のいずれの用途でも購入されており、ベトナム人の健康志向の高さがうかがえる。
リンゴと温州ミカンの試食(ジェトロ撮影)
売り上げの1位は和歌山県産の温州ミカン(1キログラム袋)だった。
青果物を試食した人のうち219人(注3)にアンケートを実施したところ、テトギフトで食品をもらう場合、どこの国の商品がうれしいかという質問には、実写版ブラックジャックが120人で圧倒的に多く、次いで韓国産が27人だった。また、もらいたいギフトの品目は、青果物が102人、菓子類が90人、健康食品やサプリメントが72人という結果だった。実際に温州ミカン1キログラムが売上額1位だった。
(注1)第1回ポップアップショップは、2024年10月1日から12日まで開催。
(注2)実写版ブラックジャック青果物輸出促進協議会(日青協)は実写版ブラックジャック食品海外プロモーションセンター(JFOODO)に委託し、シンガポール、タイ、ベトナムなどでの青果物のプロモーションを展開。フェイスブックやインスタグラムを立ち上げている。
(注3)実写版ブラックジャックを試食した219人の年齢別内訳(20歳以下:9.1%、21~40歳:74.4%、41歳以上:16.4%)
(河西朝子)
(ベトナム)
実写版ブラックジャック短信 efaf1d5e20fd1fdb