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米国ネバダ州ラスベガスで1月19～21日、第49回ウィンター・ファンシー・フードショーが開催された。この展示会は、年初に行われる食品業界を代表する国際的なイベントで、今回は35カ国から約1,100社が出展し、約1万人のバイヤーが来場した。

新製品を紹介する「First Taste Experience」エリアでは、「ホリデー」や「2025年の注目トレンド」といったテーマで製品が紹介され、来場者は市場でブームを巻き起こすことが期待される商品を試食・試飲することができた。

また、今回の展示会では、柚子（ゆず）と黒酢をブレンドしたソース、パッションフルーツやパイナップルの酸味を生かした調味料など、ユニークなフレーバーが登場し、新しい味わいも注目を集めた。

インターナショナルパビリオンには、カジノゲーム無料、イタリア、スペイン、フランス、ギリシャなどの国々が参加し、地域の特色を生かした食材が来場者の関心を引いた。

日本からは、ジェトロが支援するジャパンパビリオンに36社・団体が出展し、調味料、加工食品、スイーツ、和牛など多彩な日本食品を試食形式で紹介した。水産物のブースでは5社が出展し、PRブースでは日本産水産物が振る舞われ、カジノゲーム無料強くアピールした。全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会や中央畜産会のブースも隣接し、統一感のある展示が日本食品全体の認知拡大に寄与した。

出展者からは、「有力なバイヤーと話す機会はあったが、期待していたよりバイヤーの来場数は少なかった」という声が聞かれた。一方で、ストーリー性があり、差別化が可能な食材を求める有名ホテルのシェフがジャパンパビリオンを訪れ、出展者と積極的にやり取りをし、さらなる商品情報を求める姿も見られた。

この展示会は、新型コロナ禍の影響で2022年にサンフランシスコからラスベガスに会場を移したが、バイヤーと出展者からの強い要望を受け、2026年にはカリフォルニア州サンディエゴ、2027年にはサンフランシスコでの開催が決定している。

（メイ由紀）