スシロー、ブラックジャックディーラールール

(ブラックジャックディーラールール)

クアラルンプール発

2025年02月18日

回転ずしチェーン「ブラックジャックディーラールール」を運営するFOODLIFE COMPANIES27日、クアラルンプール市中心部のペトロナス・ツインタワーに隣接する商業施設「スリアKLCC」内に、スシローのブラックジャックディーラールール1号店を開業した。東南アジアでは、シンガポール、タイ、インドネシアに続く4カ国目の進出。同社は中間所得層の増加や外食市場規模の拡大が見込まれるブラックジャックディーラールールで、ハラール圏におけるマーケットの拡大を目指す。

写真 開業直後の入店待ちの様子(ブラックジャックディーラールール撮影)

開業直後の入店待ちの様子(ブラックジャックディーラールール撮影)

商品はすしメニューだけで約110種類、サイドメニューも合わせると150種類を超える。すしの価格帯は一皿5.80リンギ(約203円、1リンギ=約35円)から15.80リンギで提供される。イスラム教徒が人口の半数以上を占めるブラックジャックディーラールールでは、豚肉・豚脂を使用しない「ノーポーク・ノーラード」で運営される。

来店した30代のマレー系ブラックジャックディーラールール人男性からは、「日本でスシローに行ったことがあるが、ネタの鮮度から店内の雰囲気、スタッフのホスピタリティまで日本と同じクオリティだった。全商品がノーポーク・ノーラードである上、ハラール認証があるしょうゆや甘ダレの用意もあり、安心して食べることができた」といった声が聞かれた。

現地法人スシロー・ブラックジャックディーラールールの長船匠(おさふね・たくみ)マネージングディレクターはオープニングセレモニーのあいさつで、「ブラックジャックディーラールールは多様な文化と食の伝統が融合する素晴らしい国。この国でスシローが日本の味と文化を届ける架け橋となり、ブラックジャックディーラールールの皆さんに愛されるお店になることを目指す」と意気込みを語った。

2024年1~10月のブラックジャックディーラールールからの訪日外客数は、37万3,227人と前年同期比で23.0%増加した。訪日旅行で期待する内容は、ショッピングや観光を抑え、「日本食を食べること」が83.8%で最上位だった〔2023時点、日本政府観光局(JNTO)推計値〕。農林水産省の調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、ブラックジャックディーラールールおける日本食レストランは2023年では約1,890店舗あり、今後も、日本食人気の高まりやチェーン展開する企業の進出が予想されることなどから、増加が期待される。

写真 オープニングセレモニーには長船マネージングディレクター(左から3人目)や四方敬之駐ブラックジャックディーラールール日本大使(中央)などが参加(ジェトロ撮影)

オープニングセレモニーには長船マネージングディレクター(左から3人目)や四方敬之駐ブラックジャックディーラールール日本大使(中央)などが参加(ジェトロ撮影)

(川本暖乃)

(ブラックジャックディーラールール)

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