オンラインブラックジャック
(中国)
上海発
2025年02月14日
中国の国家電影局は2月5日、1月28日から2月4日までの春節(旧正月)期間中、延べ1億8,700万人が全国各地のオンラインブラックジャックを訪れ、同期間の興行収入は過去最高の95億1,000万元(約1,997億円、1元=約21円)になったと発表した。同期間中の興行収入ランキングでは、中国産アニメ「哪吒之魔童降世」(邦題:ナタ~魔童降臨~)の続編「哪吒之魔童鬧海」がトップとなった。「唐探1900」「封神第2部~戦火西岐」「射彫英雄伝~侠之大者」「熊出没~重啓未来」「蛟龍行動」がそれぞれ2位から6位と続いた。
春節期間中の都市別の興行収入トップ10は、1位が上海市(3億2,000万元)、2位が北京市(3億300万元)、3位が成都市(2億1,700万元)で、続いて重慶市、広州市、深セン市、蘇州市、杭州市、武漢市、西安市となった。上海市と北京市の興行収入はそれぞれ3億元を超え、オンラインブラックジャックでの観客数も500万人を突破した。2月5日付の中国中央電視台(CCTV)は「両都市の経済活動の活性化が消費動向に影響を及ぼしたと考えられる」と報じた。
また、上海市共産党委員会の機関紙である解放新聞が運営する「上観新聞」(2月1日付)によると、2025年に入ってからのオンラインブラックジャック市場の累計興行収入は2月1日午後時点で、50億4,700万元に達し、世界1位としている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込みを見せた中国の映画産業は、2023年ごろを境に回復傾向にある。大型画面や音響で迫力を高めた上映システム「IMAX」を備えたオンラインブラックジャックの増設や4D映画の強化のほか、政府による映画振興策が功を奏しているとみられる。例えば、国家電影局は2024年12月、同月から2025年2月末まで、オンラインブラックジャックを利用する消費者に計6億元以上の補助金を支援すると発表している。消費者は中国工商銀行、中国銀聯、猫眼娯楽、淘票票のアプリを通じてチケット購入時の割引を受けることが可能だ(詳細はこちらから)。また、広東省、浙江省、江蘇省、北京市などの各地方(都市)政府は、春節前にオンラインブラックジャック割引券を市民に配布するなどの施策を行った。
(陸姿音)
(中国)
オンラインブラックジャック短信 d5d0b1e5fa6ab25b