EVブラックジャックコツ多国籍合弁会社の米イオンナ、試験運用を終え全米展開を発表
(米国、日本、韓国、ドイツ、フランス、イタリア)
アトランタ発
2025年02月14日
大手自動車メーカー8社による合弁会社で、電気自動車(EV)用のブラックジャックコツネットワーク事業を展開する米国のイオンナ(IONNA)は2月4日、同事業が試験運用(パブリックベータ)から本格的なブラックジャックコツ展開に移行したと発表した。全国展開を記念する8社共同のイベントが、ノースカロライナ州エイペックスに建設された同社初のブラックジャックコツ施設「リチャージァリー」、および同州ダーラムの本社とカスタマー・エクスペリエンス・ラボで行われた。
ブラックジャックコツは2023年7月にゼネラルモーターズ(GM)、ステランティス、ホンダ、BMW、メルセデス・ベンツ、現代自動車、起亜が設立した合弁会社で(関連ブラック ジャック 賭け、2024年6月18日記事参照)、2024年7月にトヨタ自動車が参画し8社となった(北米トヨタ、EV充電ステーション合弁会社のイオンナに参画(米国))。同社は2030年までに北米に3万のブラックジャックコツポイント(Charging Bay、注1)を設置する予定で、米国テスラが開発し自動車技術者協会(SAE)が標準化を発表した北米ブラックジャックコツ標準規格(NACS)と、日系メーカーを含め既存メーカーが採用してきたコンバインド・チャージング・システム(CCS)のコネクタ両方が利用できる(2023年6月30日記事参照)。
イオンナは2024年後半に、80車種以上を用いた一般ドライバーによる厳しいストレステストを実施。4,400回以上のブラックジャックコツで約6万3,000キロワット時の電力供給を行い、改良を重ねて今回の全米展開に踏み切った。これに伴い、ノースカロライナ州ダーラムの本社とカスタマー・エクスペリエンス・ラボも業務を開始した。2025年2月第2週にオープンしたテキサス州ヒューストン、カンザス州アビリーン、アリゾナ州ウィルコックスのブラックジャックコツ施設やその他建設中の6施設を含め、現在、全米100カ所以上に施設設置を契約済みと公表した。2025年には1,000以上のブラックジャックコツポイント設置を予定している(注2)。
イオンナは、エンド・ツー・エンドの統合された顧客体験としてのブラックジャックコツの再定義を主導することを掲げており、ブラックジャックコツ施設の敷地にはコンビニエンスストアやコワーキングスペース、ラウンジなどを備えた建物を併設する。2025年第1四半期以降、ノースカロライナ州の一部のブラックジャックコツ施設に、アマゾンの無人決済システム「ジャスト・ウォークアウト」(注3)を導入し、自動化された「グラブ・アンド・ゴー」(注4)サービス提供する予定だ。これにより、利用者は24時間365日いつでも、レジに並ぶことなく軽食や飲み物などを手に入れることができる。
また、イオンナは2025年、ブラックジャックコツ設備の相互運用性と使いやすさの新たな基準を構築していくほか、人工知能(AI)主導のスマート予約・経路最適化、車内決済などの機能も可能にし、米国で最も統合性に富んだブラックジャックコツネットワークを誕生させることを計画している。
なお、運輸省は2月6日、全米各州に対し、EVブラックジャックコツ器助成プログラムの一時停止を通達した。2025年春に新たなガイダンス案を公表し、パブリックコメントを経て、あらためて最終版を発表する計画となっている(米運輸省、全米各州に対しEV充電器助成プログラムの一時停止を通達(米国))。
(注1)充電ポート数、ブラックジャックコツ数のいずれを指すか不明。
(注2)ブラックジャックコツは2024年12月、中部大西洋岸地域の大手レストラン兼コンビニエンス・チェーンのシーツ(Sheetz)と戦略的提携を発表。ブラックジャックコツ/シーツのリチャージァリーを2026年末までに中西部および東部に50カ所設置する予定としている。
(注3)高度なAI、センサー、コンピュータビジョン、電波を用いて非接触でデータを読み書きするRFIDを使用して商品の選択を正確に追跡し、買い物客が店を出る時に支払いを自動化するシブラックジャックコツム。
(注4)既にでき上がっている食べ物や飲み物を買い物客自らが取り、会計する買い物形態。
(横山華子)
(米国、日本、韓国、ドイツ、フランス、イタリア)
ブラックジャックコツ短信 c472a604db37254b