華東ブラックジャックルールディーラー3省の2024年GRP成長率、中国全体の成長率を上回るも、消費低迷などが課題

(中国)

上海発

2025年02月06日

中国の華東ブラックジャックルールディーラー3省(江蘇省、浙江省、安徽省)の各統計局の発表(注)によると、2024年の3省の域内総生産(GRP)は、江蘇省が前年比5.8%増の13兆7,008億元(約287兆7,168億円、1元=約21円)、浙江省が5.5%増の9兆100億元、安徽省が5.8%増の5兆625億元だった。いずれも中国全体の成長率(5.0%)を上回った(中国、2024年の経済成長率は5)(詳細は添付資料表参照)。上海市の実質GRP成長率は前年比5.0%増だった。華東ブラックジャックルールディーラー3省1市のGRPは合わせて30兆元超で、中国全体に占める割合は24.6%となった。

年度当初に設定された成長率の目標について、江蘇省は5%以上、浙江省は5.5%前後、安徽省は6%前後だった()。各省統計局は2024年の総括や2025年の目標を次のように示した。

江蘇省は、2024年の経済成長率について目標は達成したものの、内需、外需の双方で下押し圧力が強まる中で、コア技術の進歩が遅れており、一部の企業が経営不振などの多くの困難と課題に直面しているとした。2025年の目標については、GRP成長率5%以上、消費者物価指数(CPI)上昇率を2%前後、社会消費品小売総額の成長率を5.5%前後、住民1人当たりの平均可処分所得の伸び率をGRP成長率と同水準にするとした。2025年の重点項目として、景気回復基調の維持や、科学技術・イノベーションの質の高い発展に向けた政策主導、対外開放の拡大、グリーン・低炭素産業への注力などを挙げた。

浙江省は、2024年の経済は安定的に回復し、年度目標を達成したが、多くの課題に直面しており、消費回復の鈍化や、民間投資意欲の低下、貿易や対内直接投資の伸び悩み、イノベーション発展能力の不足など困難な状況が続いているとした。2025年の目標については、GRP成長率を5.5%前後、都市部の失業率を5%以内、CPI上昇率を2%前後、住民1人当たりの平均可処分所得の伸び率をGRP成長率と同水準に設定するとした。2025年の重点項目として、中央政府の各種支援策の実施、消費と対外開放の拡大、民生の保障と改善などを挙げた。

安徽省は、2024年の主要経済指標は中国全体の水準を上回ったが、需要不足や消費低迷、一部の中小企業の経営困難、産業サプライチェーンの安定に影響するリスクの存在などの課題があるとした。2025年の目標については、GRP成長率を5.5%以上、固定資産投資の伸び率を5%前後、社会消費品小売総額の伸び率を5.5%前後と設定した。また、貿易総額を5.5%前後増、都市部の失業率を5.5%前後、CPI上昇率を2%前後に設定した。2025年の重点項目には、江蘇省と浙江省が言及した内需や対外開放の拡大のほか、科学技術関連人材の育成、長江デルタ区ブラックジャックルールディーラー一体化の発展強化などを挙げた。

(注)江蘇省は1月23日、浙江省は1月20日、安徽省は1月24日に発表。

(龐婷婷)

(中国)

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