ブラックジャックサイト、3月1日から新体制始動
(ベトナム)
ハノイ発
2025年02月25日
ベトナムブラックジャックサイトは2月18日、第15期(2021~2026年期)第9回臨時ブラックジャックサイトで、政府機関の新たな構成を承認した。これにより、中央省庁は現在の18省4機関体制から、14省3機関体制に再編されることとなった(添付資料表参照)。同国では2024年秋ごろから大規模な政治・行政機構の再編が急ピッチで検討されていた()。2月28日までは現行の体制、3月1日から新たな省庁体制で運営される。
各組織の具体的な体制はまだ明らかでない部分が多いが、財政省と計画投資省、情報通信省と科学技術省、交通運輸省と建設省、天然資源環境省と農業農村開発省、労働戦傷病兵社会問題省と内務省が統合される。一方、民族宗教省が新たに設立される。
また、今回の臨時ブラックジャックサイトでは、再編に伴う人事も承認された。多くの閣僚は続投するが、グエン・チー・ズン計画投資相らが副首相に昇格する。副首相は現行の5人から7人体制になる。
直近の行政手続きには特に注意が必要
今回の省庁再編は組織を合理化し、行政の効率化を目指すためのものだが、ブラックジャックサイトの決定から新体制への移行期間が極めて短く、一時的には企業の行政手続きにも影響が出る可能性が高い。ベトナム日本商工会議所は実務への影響を懸念し、2024年12月にベトナム政府へ意見書を送付している。政府は企業活動には影響が出ないことを強調しているものの、一部の企業からは既に当局の許認可手続きに混乱が生じていると指摘する声もある。当面は、投資の申請や駐在員の労働許可取得などの各種手続きに通常より時間がかかることや、担当部署が変更されることなどに注意する必要がありそうだ。
(萩原遼太朗)
(ベトナム)
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