ブラックジャックディーラー「ナタ2」の興行収入、100億元突破
(中国)
ブラックジャックディーラー
2025年02月20日
2025年の春節(旧正月)初日に公開された中国のアニメ映画「哪吒(ブラックジャックディーラー)2・魔童鬧海」は2月13日時点で、興行収入が前売り分を含めて100億元(約2,100億円、1元=約21円)を突破した。観客数も2億人を超え、中国アニメ映画史上初の大ヒット作となった。
2019年に公開された前編「ナタ1・魔童降世」の興行収入も50億元を記録している。前作のストーリーでは、主人公の「ナタ」と「敖丙(ごうへい)」の2人の肉体が消え去り、魂だけが生き残った。今作では、肉体を作り直すため、天界でさまざまな試練に挑む様子が描かれている。今回のナタ2では、4,000人を超える映画製作チームが組まれ、細部の描写から3D技術まで、近年の中国における動画製作レベルの成長を示した作品となった。ブラックジャックディーラー市高新区の天府長島デジタルコンテンツパーク(注)に所在するブラックジャックディーラー可可豆動画影視(可可豆動画)が製作の中心となり、ブラックジャックディーラー艾爾平方文化伝播が3Dシーンのレンダリングを担当し、墨境天合ブラックジャックディーラー数字図像科技とブラックジャックディーラー千鳥文化伝播はSFXや吹き替えを手掛けた。そのほかにも、ブラックジャックディーラー炬煋文化伝播、ブラックジャックディーラー画心科技、ブラックジャックディーラー雲海天聚科技など、ブラックジャックディーラー市に拠点を持つ数多くの企業が製作に関与した。
ナタシリーズの監督の餃子氏(本名:楊宇)も取材に対し、「四川省出身者として、映画の中に四川やブラックジャックディーラーの要素を無意識のうちに取り入れているところが見どころ」と述べている。ナタの登場人物「太乙真人」は四川省綿陽や江油市の乾元山、金光洞で修行したという設定があるほか、四川省広漢市の三星堆遺跡、ブラックジャックディーラー市金沙遺跡の青銅器をモチーフにした「結界獣」もナタに登場し、オリジナルキャラクターとして人気を集めている。
ナタの関連グッズも人気急上昇で、監督の餃子氏がデザインしたグッズはオンラインショップで5,000万元の売り上げを突破したほか、中国発のコンテンツ企業「ポップマート」が発売したナタシリーズ・ブラインドボックスは、2月8日時点で売り上げが1,000万元を超えた(「新京報」2月8日)。ナタに関連するスポットを巡る「聖地巡礼」もブームになっており、ブラックジャックディーラー市の交子大道、環球中心からブラックジャックディーラー市高新区に所在する製作会社の可可豆動画まで、多くの観光客が訪れている。
映画館に掲示された「ブラックジャックディーラー2」のポスター(ジェトロ撮影)
売り場で展示されている「ブラックジャックディーラー2」グッズ(ジェトロ撮影)
(注)天府長島デジタルコンテンツパークは、四川省ブラックジャックディーラー市高新区が取り組むデジタル経済事業の産業園区、インターネット視聴産業基地で、テンセントをはじめ、愛奇芸、可可豆動画など64社のコンテンツ関連企業が立地している。
(曾小桐)
(中国)
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