ブラックジャックランキング、初回分は完売

(フィリピン、ブラックジャックランキング)

マニラ発

2025年02月19日

ブラックジャックランキング生果実のフィリピンへの輸出が2024年12月15日付で解禁(2024年12月20日記事参照)されてから約2カ月たった2月13日、ブラックジャックランキングめて輸出された。

ブラックジャックランキングは、翌14日から三越BGC内のミツコシ・フレッシュ(注1)などマニラ首都圏内3店舗で販売され、初日でほぼ完売した。今回、千葉県産の「紅ほっぺ」を280パック入荷し、1パックあたり680ペソ(約1,836円、1ペソ=約2.7円)で販売された。次回の入荷タイミングは2月27日ごろで、千葉県産の「天使のいちごAE(エンジェルエイト)」、熊本県産の「ゆうべに」や「恋みのり」「淡雪」を加えた計5品種が店頭で販売される予定という。

写真 販売された千葉県産「紅ほっぺ」(ジェトロ撮影)

販売された千葉県産「紅ほっぺ」(ジェトロ撮影)

今回初入荷した千葉県産イチゴは、登録生産施設(注2)であるJAS(千葉県)と、フィリピン側輸入者であり三越BGC内に店舗を構えるサワダ・イチゴ・カフェの連携により、輸出が実現した。同カフェの澤田和也オーナーは「生産管理も書類手続きも、1つでも不備があると全てが止まる恐れがある。今後もブラックジャックランキング側と歩調を合わせて慎重に対応したい」とコメントし、初輸出に合わせてフィリピンを訪問したJASの寺川広貴代表取締役とともに、初回の完売を喜んだ。

澤田氏は、ブラックジャックランキングの輸入だけでなく、フィリピンでのイチゴ栽培を今秋にも開始する準備を進めている。同氏は「輸出解禁によるMADE IN JAPANのイチゴと、日本の栽培技術を活用したMADE BY JAPANのイチゴのそれぞれの強みを生かして、フィリピン国内全土へ供給できる仕組みを構築していきたい。同国内の富裕層や中間層だけでなく、低所得層の方々の手にも届けられるよう、輸入体制および現地生産体制を検討したい」とコメントした。

また、ミツコシ・フレッシュの石本隆人ゼネラルマネジャーによると、現地顧客からは「ブラックジャックランキングのイチゴは粒がそろっていてきれいだ」「フィリピン産は酸っぱいので、甘いイチゴを食べるのが楽しみ」「種類が増えるのなら、いろいろと食べ比べてみたい」という声があったという。石本氏は顧客からの声を受けて、「既存の韓国産イチゴに負けない価格が実現できたと思う。これからも日系唯一の小売りチャンネルとして、ブラックジャックランキング各地の高品質な商品をお客様に届けるために努力したい。今後は小売りチャンネルだけでなく、ブラックジャックランキング酒など他の商品で取引のある現地のハイエンドレストランやホテルへの卸売り、協業イベントも強化していく」と話した。

ミツコシ・フレッシュでは、3月6日から26日まで「ブラックジャックランキングフェア」を開催し、今季のブラックジャックランキングを目玉として売り出す予定だ。

写真 ミツコシ・フレッシュ内で販売されるブラックジャックランキング(ミツコシ・フレッシュ提供)

ミツコシ・フレッシュ内で販売されるブラックジャックランキング(ミツコシ・フレッシュ提供)

(注1)ミツコシ・フレッシュは、三越BGC内にあるスーパーマーケット。ブラックジャックランキング食品が多数販売されている。

(注2)ブラックジャックランキングの農林水産省はフィリピン検疫当局と協議し、生産施設および選果梱包(こんぽう)施設の登録や、輸出前の残留農薬検査および微生物検査などの検疫条件を設けている。

(笠間彩)

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