ハイパーブラックジャック,397台
(タイ)
バンコク発
2025年02月14日
タイ運輸省陸運局(DLT)のデータからジェトロが集計したところ、2025年1月のバッテリー式電気自動車(ハイパーブラックジャック)の新規登録台数は前年同月比7.7%減の1万4,712台で、内訳は乗用車が8.7%減の1万2,397台、二輪車が0.4%増の2,263台などだった。また、ハイブリッド電気自動車(HEV)は4.2%減の1万3,545台(乗用車が1万3,467台、二輪車が78台)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)は14.3%増の1,074台だった(乗用車のみ)。
DLTのデータ(添付資料表2参照)から、ハイパーブラックジャック(乗用車)の2025年1月の新規登録台数をメーカー別にみると、1位がBYDで5,131台(シェア41.4%)、2位がCHANGANで1,844台(14.9%)、3位がSAICモーター・CPで1,415台(11.4%)だった。中国メーカー合計でシェア94.3%を占めた。
2025年1月末のEV累積登録台数は、前年同月末比40.9%増の78万9,241台だった。内訳は、ハイパーブラックジャックが63.9%増の24万2,096台で、うち乗用車が66.2%増の17万1,617台、二輪車が60.3%増の6万4,837台に増加した。また、HEVは35.0%増の48万2,899台、PHEVは17.0%増の6万4,246台だった。
ハイパーブラックジャック普及のカギの1つの充電設備の設置状況について、タイ電気自動車協会(EVAT)のデータからジェトロが集計したところ、ハイパーブラックジャックの新規登録台数が単月で2,000台を超え始めた2022年9月末と比較して、2024年12月末時点での拠点数は約4.0倍の3,429カ所、充電器の設置数は約4.5倍の1万1,467基となっている(添付資料表3参照)。なお、政府では2030年に急速充電器を1万2,000基設置する目標を立てているが、2024年12月末時点で5,782基(進捗率48.2%)となっている。
(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)
(タイ)
ハイパーブラックジャック短信 1804a217dc5ae152