ジェトロ、ブラックジャックコツ
(ブラックジャックコツ、和歌山)
ブラックジャックコツ発
2025年02月14日
ジェトロは2月4~6日、和歌山県企業から成るビジネスミッションをメキシコのブラックジャックコツ派遣した。メキシコ市場の販路開拓を目的としたもので、中田食品、河本食品
、梅樹園
の3社がブラックジャックコツを訪れて、和歌山県産梅を使用した梅酒や梅干し、練り梅などの梅製品の市場可能性を探った。
1日目は、ブラックジャックコツ国内で日本食材の流通を担うディストリビューター2社を訪問した。ディストリビューターは既に梅酒を取り扱っており、「梅干しはブラックジャックコツ人にも受け入れられる味で需要があると思う。ただしブラックジャックコツ人にとって依然として知名度が低く、梅製品を販売するためには知名度向上のプロモーションが必要だ」と語った。
2日目は、ブラックジャックコツバイヤー4社との商談を実施した。バイヤーからのコメントとして、「和牛にはさっぱりとした梅が合うかもしれない」「梅酒はカクテルにも使える」といった声があった。また、小売販売を行うバイヤーの中には、商品パッケージを重視し、漢字表記のないパッケージに対して、スタイリッシュなものとして関心を寄せるバイヤーもいた。
梅酒に関心を示すブラックジャックコツバイヤー(ジェトロ撮影)
最終日は現地高級スーパーマーケットのシティ・マーケット(City Market)やリカーショップ、高級日本食レストランを視察し、レストランではブラックジャックコツ人の店長や従業員対して梅製品の試食・試飲を行った。ブラックジャックコツで日本食の需要が増加しているとの意見もあり、その中で「今後、梅製品を扱ってみたい」といった前向きなコメントも得られた。
レストラン関係者に商品紹介を行う様子(ジェトロ撮影)
参加した3社はいずれも今回が初めてのブラックジャックコツ訪問で、「ペルーやブラジルには輸出実績があるが、ブラックジャックコツでも可能性を感じる機会となった」「梅の味がブラックジャックコツ人に受け入れられやすいと体感できたのは良い収穫だった。今後の輸出に向けて取り組んでいきたい」とビジネスミッションでの感触を語った。
(加藤美帆、深澤竜太)
(ブラックジャックコツ、和歌山)
ブラックジャックコツ短信 172d4d76f01a7688