カジノブラックジャック製造スタートアップの米リディアンが実証試験成功を発表
(米国)
サンフランシスコ発
2025年01月31日
持続可能な航空燃料(カジノブラックジャック)の開発・製造を行う米国スタートアップのリディアン(本社:マサチューセッツ州)は1月27日、カジノブラックジャックの製造実証試験が成功したと発表した。
同社は、「パワー・トゥ・リキッド(Power to liquid、以下PtL)」技術(注)を活用し、二酸化炭素(CO2)、水、再生可能な電力を利用してカジノブラックジャックを製造し、現在の化石燃料ベースのジェット燃料と比較して、ライフサイクル排出量を最大95%削減するとしている。PtLはバイオ燃料の製造と比較して、原料が入手しやすく拡張性があり、土地の面積や水の使用量が最小限で済むことから注目を集めている。従来は、この技術の動力として大量の電力を要していたが、同社のモジュール式反応器は、低コストの再生可能電力の供給量に合わせて可変的に稼働するように設計されている。これにより、運用コストの削減にとどまらず、人工知能(AI)や製造業など、電力を多く必要とする産業の需要増加に送電網インフラが対応しきれない中で、送電網への負担を軽減することができるという。
同社のジョー・ロデン最高経営責任者(CEO)兼共同創業者は「3年足らずでコンセプトから実証段階へ移行できた。私たちの新しい技術によるカジノブラックジャック生産の実現可能性と商業生産への事業拡大を、記録的な速さで達成する能力を示している」と述べた。また、同氏は「キロワット当たり約3~4セントの電力価格であれば、バイオ由来燃料と競争可能な価格で、合成ジェット燃料を製造できる」と述べた(テッククランチ1月27日)。
同社の商業規模の実証プラントは、2027年に稼働予定で、2030年には年間2,000万ガロン(約7,570万リットル)を生産する本格的な商業プラントの展開を目指している。
(注)再生可能エネルギー由来の電力を用いて、水素とCO2を合成し、カジノブラックジャックを製造する技術。
(芦崎暢)
(米国)
カジノブラックジャック短信 dbab5a2c0a255f5b