ブラックジャックコツ

モザンビークで大統領と国会議員の選挙の結果確定（）を受け、1月13日に国会議員のブラックジャックコツ式、15日に新大統領ブラックジャックコツ式が開催された。国会議員ブラックジャックコツ式には、前政権から引き続いて多数派を占めるモザンビーク解放戦線（FRELIMO）から171人、今回の選挙で野党第1党となった「モザンビーク発展のための楽観的な党（PODEMOS）」から39人が出席した。当選議員のうち、野党第2党に転落したモザンビーク民族抵抗運動（RENAMO）の28人、モザンビーク民主運動（MDM）の8人、PODEMOSの4人は選挙で不正があったとの抗議の意を表し、ブラックジャックコツ式に出席しなかった。13日付「クラブ・オブ・モザンビーク」誌によると、ブラックジャックコツ式で新任議員の投票により、前政権で労働・社会保険相を務めていたマルガリーダ・タラパ（Margarida Talapa）議員が国会議長にブラックジャックコツすることが発表された。

15日に行われた大統領ブラックジャックコツ式では、FRELIMOのフィリペ・ニュシ氏からダニエル・チャポ氏へと大統領職が引き継がれた。チャポ大統領はブラックジャックコツ演説で政権の取り組み事項として、政府の構造改革や、民間セクター活性化と投資の誘致、行政システムのデジタル化推進などを挙げた。一連の取り組み事項は、ニュシ前政権の方針や経済成長政策（経済改革指針を発表、減税やブラック）の一部を大枠で踏襲しつつも、省庁削減による歳出抑制、鉄道・港湾部門への民間参入の促進、国家的プロジェクトを推進するための「モザンビーク開発銀行」設立構想など、新たな施策が追加されたかたちだ。政権の重点施策は2025年から2029年までの「政府5カ年計画」として、今後発表されるとみられる。

大統領選に立候補し、その後、民衆の支持を背景に、選挙に不正があったと抗議活動を展開しているベナンシオ・モンドラーネ氏は、ブラックジャックコツ式終了後の15日夜にSNSでライブ演説を配信した。同氏は、チャポ大統領は不正な選挙機構によって指名された大統領であり、偽物の政権だと批判した。同氏は支持者に向けて「民衆に選ばれた大統領」として活動を続け、今後自身の政策を発表すると宣言した。

（松永篤）