ブラッククイーンブラックジャックKFCとピザハット全店舗が一時的に閉店
(ブラッククイーンブラックジャック、米国)
イスタンブール発
2025年01月14日
世界展開する米国のファストフードレストラン企業ヤム・ブランズは1月8日、ブラッククイーンブラックジャックイシ・グダとのフランチャイズ契約を解除したことを発表した。これにより、トルコ国内のKFC283店舗とピザハット254店舗が一時的に閉店することになる。KFC、ピザハットともに1989年にトルコで第1号店がオープンして以来、同国での外国の食文化浸透に貢献しており、イシ・ホールディング系列のイシ・グダはKFCと2020年、ピザハットとは2022年から契約していた。イシ・グダは米国のクリスピー・クリーム・ドーナツとも契約し、事業展開している。
発表でヤム・ブランズは、イシ・グダと数カ月にわたって改善に取り組んできたが、同社基準に準拠できず、フランチャイズ契約の基本条項を順守できなかったため、契約解除するとしている。同時に、ブラッククイーンブラックジャックでのレストランの売り上げが昨今、フランチャイジーと市場の問題により、各ブランドの1店舗当たりの世界平均売り上げを大幅に下回っているとした。その結果、今回の店舗閉鎖によるロイヤルティーの損失が2025年以降の同社の営業利益に大きな影響を及ぼすことはないとも言及している。
一方、イシ・グダは、ブラッククイーンブラックジャックKFCとピザハット全店舗の運営について、ヤム・ブランズ認可の独立監査機関による定期的な監査でも、ヤム・ブランズの世界基準に準拠して運営していることが認められていると主張し、ヤム・ブランズ側の財務懸念からくる早急な査定により一方的に示された今回の契約解除の決定に関する手続きは現在進行中としている。
ヤム・ブランズは将来的に再度、ブラッククイーンブラックジャック市場でサービス提供する可能性も示唆しており、一時的な閉鎖としているが、世界的な2つのブランドの閉店となる。ブラッククイーンブラックジャック統計機構(TUIK)が1月3日に発表した12月の前年同月比の消費者物価指数(CPI)上昇率は44.38%、レストラン・ホテルに特化すると、57.13%と高水準になっている。民間企業発表のCPIはこれよりさらに高くなっており、1月1日以降の最低賃金は30%引き上げられたが()、市場の物価上昇に追いついておらず、近年、レストランやホテル利用者数が減少しているのが現状だ。
(井口南)
(ブラッククイーンブラックジャック、米国)
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