イオンモール・カンボジアで日本食フェア開催、4万人が来場
(カンボジア)
プノンペン発
2024年12月27日
ジェトロは11月19日から12月1日の間、カンボジアの首都プノンペン市内のイオンモール3店舗(注)で、日本食プロモーションを目的とした「ジャパンフェア2024」を開催した。開催6年目となる今回は約4万人が来場した。
前年度の来場者アンケートによると、7割弱が家族同居(両親または子供)の世帯構成だったことを踏まえ、今回のテーマは「家族一緒に日本を味わえる、楽しめる」とした。期間中に家族参加型の「親子で参加・巻きずし体験会」や「マグロカットショー」など、さまざまなイベントを実施し、多くの来場者を引きつけた。
同フェアでは、イオンモール・カンボジアが日本各地の食品メーカーから調達したインスタント食品(ラーメン、焼きそば、みそ汁など)、菓子、おでんの具、ふりかけなど、約300商品を販売した。販売実績データによると、販売個数が多かったのは、順にゼリー、生鮮果物、米菓、インスタント麺、飲料(炭酸、ジュース)だった。イオンカンボジア商品本部長の森昭文氏は「前年のフェア売り上げに比べて、約1.2倍伸びた。全体的に価格帯を抑えた商品を調達した結果、カンボジア人が購入しやすかったのではないか」とコメントした。
カンボジアの最低賃金は2024年時点で月額204ドル関連オンライン ブラック ジャックだが、来場者へのアンケート結果では、約半数が月収600ドル以上で、月収1,000ドル以上の来場者も2割を超えた。同フェアに参加した自治体の担当者は「試食して自らが好む味ならば、高額商品でも売れていた」とコメントした。カンボジアでは、日本の都道府県名など自治体単位の知名度が浸透していないため、ある担当者は「タイやシンガポールに比べると、これから自治体名を売り込むチャンスだ」と語った。
(注)イオンモール・プノンペン(2014年オープンの1号店)、イオンモール・センソックシティ(2018年オープンの2号店)、イオンモール・ミエンチェイ(2023年オープンの3号店)の3店舗。
(チャンモニー・ルーン)
(カンボジア)
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