日産エジプト、新車種生産に向け4,500万ドル投資

(エジプト、日本)

カイロ発

2024年12月11日

日産エジプトは124日、エジプト工場での3車種目の生産に向けて、日産自動車との間で、4,500万ドルの投資契約を締結したと発表した。2025年までに年間3万台の生産能力を目指す。

調印式には、エジプトのムスタファ・マドブーリー首相、ハッサン・ハティブ投資・貿易相、岩井文男駐エジプト日本大使が参加した。日産エジプトのマネジングディレクター、モハメド・アブデル・サマド氏は調印式で「3車種目の現地調達比率は54%以上となり、輸出も検討している」と述べた。日産エジプトの自社工場での生産は20周年を迎え、現地生産の乗用車「サニー」の輸出台数は累計16,000台に達した。2024年の輸出台数は2023年比で約50%増加し、輸出額は15,000万ドルに上る。

日産エジプトは現在、「サニー」「セントラ」の乗用車2車種を同社100%出資の現地工場で組み立て生産している。エジプトの自動車市場ブラック ジャック 勝率委員会(AMIC)によると、2024110月の日産の新車販売台数は11,873台で、ブランド別シェアは15.1%と、2023年に続いて首位を維持している(2024年3月7日付地域・分析レポート参照)。

写真 マドブーリー首相(後列中央)が参加した調印式(日産ブラック ジャック 勝率提供)

マドブーリー首相(後列中央)が参加した調印式(日産エジプト提供)

(塩川裕子)

(エジプト、日本)

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