武漢天河空港、年間旅客数が3,000万人を突破
(中国)
武漢発
2024年12月23日
中国・武漢天河空港の2024年の旅客数が12月14日、3,000万人を突破した。これにより、中国中部地域(注)で初めて年間旅客数が3,000万人を突破した空港となった。
武漢天河空港は1995年4月に運用を開始し、2009年には年間旅客数が1,000万人を、2016年には2,000万人を突破していた。中国民航局によると、2023年には、武漢天河空港の年間旅客数は2,586万人で全国14位と、中部地域では湖南省長沙市の黄花空港の2,724万人を下回っていた。2024年は1~11月までの間で、上海市、広州市、北京市、深セン市、成都市、重慶市、杭州市、昆明市、西安市の空港の旅客数が3,000万人を突破しており、武漢天河空港は10番目となった。2024年4月には、第2ターミナルがリニューアルされて使用が再開されたことで、3ターミナル体制となり、中部地域では最大の旅客輸送能力となる年間5,000万人に達した。
国際線の旅客数は2024年に120万人を突破し、12年連続で中部地域の首位になる見込み。ハノイ、ホーチミン、大阪などへの新規航路が就航しているほか、香港路線も増便されている。現在までに累計210路線の国内・国際便が開設されている。
武漢天河空港の左小平総経理は「武漢天河空港のキャパシティーの持続的な向上に伴い、今後さらに国際線を拡大する。メルボルン、モスクワ路線の開通により、東南アジア、北東アジアからの乗り継ぎ空港としての役割を担い、今後2~3年で年間旅客数4,000万人突破の実現に努める」と述べた。
(注)一般的に湖北省、湖南省、河南省、江西省、安徽省、山西省の6省を指す。
(李成一)
(中国)
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