深セン市、2024グローバル投資誘致大会を開催

(中国)

広州発

2024年12月18日

中国・広東省深セン市政府は12月6日、「2024深セングローバル投資誘致大会」を開催した。深セン市の孟凡利市委員会書記、覃偉中市委員会副書記・市長のほか、700社を超える企業や団体が出席した。

深セン市政府の発表によると、今大会では深セン市への新規進出プロジェクトが計400件以上契約され、投資総額は9,000億元(約19兆円、1元=約21円)に上った。プロジェクトの詳細は発表されていないが、主に新エネルギー、次世代ブラック ジャック 攻略技術、低空経済、コネクテッドカー、バイオ医薬・医療機器などの新興産業分野に関連する案件だった。具体的には、フランスの自動車部品メーカーのヴァレオ、米国の産業用オートメーションやITシステムの製造会社ロックウェル・オートメーション、ドイツの車載システムの製造会社クノールブレムゼ、フランスのソフトウエア会社ダッソー・システムズ、スイスの損害保険会社アンダ保険などの外資系大手企業や、ヘルスケアサービス大手の緑葉医療集団、通信大手の中国電信と中国聯通、自動車メーカーの中国第一汽車集団、旅行会社の香港中旅集団、リサイクル会社の中国資源循環集団、カーナビゲーション開発会社の高徳ソフトウェア、新エネルギーシステム会社の遠景能源など中国の大手企業の案件が発表された。

なお、中国共産党深セン市委員会の機関紙「深セン特区報」の12月7日付報道によると、2024年1~9月において、深セン市に新設された外資企業数は6,421社で、全国の新設外資企業社数の15.2%を占めている。フォーチュン・グローバル500企業のうち、310社余りが深セン市に進出しているという。

(汪涵芷)

(中国)

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