日立建機、ブラック ジャック ランキング

(インド)

ベンガルール発

2024年12月10日

日立建機(本社:東京都台東区)は12月3日、インド南部カルナータカ州フブリに建設機械の開発・設計を行う日立建機開発センターインド(Hitachi Construction Machinery Development Center India Private Limited)の設立を発表した。12月下旬の開設を見込み、2026年4月から本格的な事業開始を予定し、2027年までに200人規模の開発・設計体制構築を目指す。具体的には、同グループの油圧ショベルやホイールローダなどグローバルに展開する製品や、建設機械用キャビン、製缶構造物など各建設機械で共通する要素技術を開発する。加えて、部品の強度や車体への熱伝導、騒音や振動などを、シミュレーション技術などを活用して解析を行う予定だ。

フブリは州都ベンガルールから北西約400キロに位置し、インドのスマートシティー政策の対象都市になっている。また、フブリダールワーダ―ベルガビ(Hubballi-Dharwad-Belagavi、HDB)経済圏はベンガルールに次ぐ産業クラスターを擁し、電気自動車(EV)を含む自動車産業やSaaS(注)、コンテンツエンタメ、エドテック、アグリテック産業が集積する。さらに、近隣の30校の工科大学から毎年3万5,000人の卒業生を輩出しているため、スタートアップのハブとして勃興している。カルナータカ州政府が11月に発表したグローバル・ケイパビリティー・センター政策内でも、同地域への投資案件に対してベンガルールより手厚いインセンティブが言及されおり、今後ますますの発展が期待される()。

(注)ソフトウエア・アズ・ア・サービスの略。サービス提供会社のベンダーが開発したソフトウエアを、ベンダーが有するサーバーからオンライン経由でユーザーにライセンス形式で使用することができるクラウドサービスなどを指す。

(大野真奈)

(インド)

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