バリア・ブンタウ省が投資企業を集めた会合を開催、高い成長率をアピール
(ベトナム)
ホーチミン発
2024年11月11日
ベトナム南部バリア・ブンタウ省人民委員会は10月11日、ベトナム起業家の日20周年の活動の一環として、同省への投資促進に貢献する企業や起業家を集めた記念会合を開催した。ファム・ビエット・タイン同省共産党委員会書記、グエン・バン・トー同省人民委員長、同省ジャパンデスクの風間賢雄顧問、ホーチミン日本商工会議所(JCCH)バリアブンタウ部会の竹野建二部会長らをはじめ、同省に進出する日本、シンガポール、中国、韓国など12カ国の企業・団体約80社、同省の企業約270社を含む約500人が参加した。
冒頭あいさつでトー委員長は、同省内の企業数が2004年の約3,000社から2024年には約2万1,000社と7倍に増加し、2024年1~9月の地域総生産(GRDP)の成長率が前年同期比11.47%(ベトナム全体の同時期のGDP成長率は6.82%、関連ブラック ジャック ランキング)と全国63省・市の中で4位になり、過去10年で最も高い伸び率だったと述べた。会合では同省内の経済発展に貢献した日系企業4社を含む42社が表彰されたほか、同省中小企業協会とJCCHバリアブンタウ部会の間で、円滑なビジネスの実施を目的としたブラック ジャック やり方 カジノ交換に関する協力覚書(MOC)が締結された。また、会場外には展示スペースも設けられ、日系企業を含む各企業の自社商品・サービスや同省の特産品などの宣伝も行われた。
ベトナム外国投資庁によると、同省における2024年1~9月の対内直接投資は、新規、拡張、出資・株式投資の合計で49件、認可額は約17億410万ドルとなり、認可額はバクニン省、ホーチミン市、クアンニン省に次ぐ国内4位だ。日系企業の大型案件では、東ソーによる化学プラント案件(2026年操業開始予定)、トクヤマによる半導体用原料シリコンの製造・販売(2027年操業開始予定)、昭和産業によるプレミックスおよび調製糖の製造・販売(2025年操業開始予定)などが挙げられる。
さらなる投資誘致に向けて交通インフラの整備が進む
バリア・ブンタウ省は深水港のカイメップ・チーバイ港を有するほか、2026年には同省と隣接するドンナイ省でロンタイン国際空港の開業が予定されている。また、2025年にはベンルック(ロンアン省)~ロンタイン(ドンナイ省)区間およびビエンホア(ドンナイ省)~ブンタウ区間(バリア・ブンタウ省)で高速道路の開通が予定されており、交通渋滞の緩和や、ホーチミン市内からのアクセス向上・物流の効率化が期待される(図参照)。
(安部暢人)
(ベトナム)
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