10月のインフレ率は前年同月比10.87%、食料品の物価上昇は12.66%
(バングラデシュ)
ダッカ発
2024年11月21日
バングラデシュ銀行(中央銀行)は、10月単月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比10.87%と発表した。直近3カ月は、7月(11.66%)、8月(10.49%)、9月(9.92%)と推移しており、2カ月ぶりに10%台となった(2024年10月10日記事参照)。
特に深刻なのは、食料品の物価上昇率だ。前年同月比12.66%と全体の物価上昇率を上回り、国民の生活に大きな影響を与えている。
暫定政権では、インフレ抑制を目的とした追加措置を実施し、10月27日から政策金利を10.0%に引き上げている。また、ジャガイモや砂糖、食用油、米、タマネギなど、消費量が多い食料品の関税を削減する措置も実施しているが、物価上昇率の抑制には時間を要している。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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