豪雨被害が拡大、コロンビア全土に国家災害宣言
(コロンビア)
ボゴタ発
2024年11月15日
コロンビアでは10月から豪雨が続いており、各地で洪水や土砂崩れなどの被害が発生し、特にチョコ県、ラ・グアヒーラ県、首都ボゴタで大きな被害となっている。グスタボ・ペトロ大統領は11月10日、雨季が12月いっぱい続く予想だと述べ、全土に国家災害宣言を発した。国家災害リスク管理局(UNGRD)は同日、チョコ県では県内31のうち25の自治体、3万世帯以上に既に被害が出ており、今後は全国32県のうち27県、約4万6,000世帯に被害が及ぶ恐れがあると発表した。首都ボゴタでも道路の冠水などで通勤、輸送などで障害が発生している。
大雨の一方で、貯水率の低さから、ボゴタでの給水制限は継続しており、ボゴタ市のウェブサイト上でも、11月いっぱいの給水制限計画表が発表されている。ボゴタ市長は、雨の影響で貯水率は改善されたものの、これまでと比較すると低い値で、給水制限は継続するとコメントしている。
(木村香菜)
(コロンビア)
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