東南アジアのEC拡大、ブラック クイーン ブラック ジャック人気が牽引
(シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)
シンガポール発
2024年11月20日
米国グーグル、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングス、米国コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーの調査報告書「e-Conomy SEA 2024」(11月5日発表)によると、東南アジア6カ国(注)の電子商取引(EC)の流通取引総額(GMV)は2024年に1,590億ドルで、前年比15%増加と試算した(2024年11月8日記事参照)。近年、ECの市場拡大を、リアルタイムの動画上で商品やサービスを販売するブラック クイーン ブラック ジャックの人気が牽引している。
同報告書によると、東南アジア6カ国のGMVに占めるブラック クイーン ブラック ジャックの割合は2022年の5%以下から、2024年に20%へ上昇。同地域においては、シンガポール大手ECのショッピー(Shopee)は2019年6月、ブラック クイーン ブラック ジャック「ショッピー・ライブ」を開始した。また、中国の動画共有アプリのティックトック(TikTok)は2021年2月にインドネシアで、動画上で商品を販売する「TikTokショップ」を始めたのを皮切りに、2022年にマレーシア、タイ、ベトナム、フィリピンへと拡大した。シンガポールのテックコンサルタント会社モメンタム・ワークスの調査(2024年7月発表)によると、ショッピーの東南アジアのEC市場におけるシェアは2023年に48%と、最大の地位を維持した。また、ティックトックのGMVは2023年に163億ドルと、前年の44億ドルから約4倍に拡大し、急速に追い上げている。
ブラック クイーン ブラック ジャックの人気を受けて、専用のソリューションを提供する新たなビジネスも生まれている。ECマーケティング支援などを提供するスタートアップ、エニーマインド・グループ(本社:東京港区)は2024年9月25日、生成AIを活用したブラック クイーン ブラック ジャックのプラットフォーム「エニーライブ(AnyLive)」を開始した。同プラットフォームは、AI(人工知能)で生成したアバターによる英語やインドネシア語など多言語でのブラック クイーン ブラック ジャックの配信を可能にするものだ。企業はアバターを活用することで、24時間365日いつでも、どの言語でも、自社の商品の紹介や販売をリアルタイムでできるのがメリットだ。
同社の小堤音彦最高商業責任者(CCO)は11月8日、ジェトロのインタビューで、「ブラック クイーン ブラック ジャックで一歩遅れると、競合に負けると考える企業も多い」と指摘し、「ブラック クイーン ブラック ジャックをどう伸ばしていくか、非常にホットなテーマだ」と述べた。
(注)インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6カ国。
(本田智津絵)
(シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)
ビジネス短信 c97e6180ec651873