第3四半期GDP成長率、前年同期比2.8%と堅調に推移

(サウジアラビア)

リヤド発

2024年11月06日

サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)は10月31日、2024年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(速報値PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))を発表した。前年同期比の成長率が2.8%とプラス成長を記録した。前年同期比でプラスとなるのは2023年第2四半期(4~6月)以来。産業別では、石油部門が0.3%増と微増ではあったものの、非石油部門は4.2%増、政府サービス部門が3.1%増と、いずれもプラス成長を後押しした。

季節調整値の前期比成長率は0.8%で、前期に続いてプラス成長を記録した。産業別にみると、石油部門と非石油部門がそれぞれ1.3%増、0.5%増とプラスだが、政府サービス部門が0.3%減とマイナスだった。

IMFは10月22日に発表した「世界経済見通し(WEO)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で、サウジアラビアの2024年の成長率予測は1.5%とし、7月予測から0.2ポイント引き下げた。これは、石油減産が延長されたことが影響している。OPECプラスは10月2日に第56回共同閣僚監視委員会(JMMC)を開催し、第37回閣僚級会合(2024年6月開催)までに合意した現行の減産方針を維持することで合意している(関連ブラック ジャック やり方)。

(平田若菜)

(サウジアラビア)

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