産業・国内生産相が2カ月で交代

(ベネズエラ)

ボゴタ発

2024年11月12日

ベネズエラの産業・国内生産相にアレックス・サーブ氏を任命することが10月18日、ニコラス・マドゥロ大統領のインスタグラムで発表された。サーブ氏は国際生産性投資センター(CIIP)所長を務めていた。前任のペドロ・テレチェア大臣は同日、健康上の理由で辞任を発表していたが、タレク・サーブ検事総長が21日、米国企業へのベネズエラ石油公社(PDVSA)の自動統制システム提供の疑いでテレチェア前大臣を逮捕したと発表した。同システムはPDVSAの石油生産の中枢を担う重要なシステムで、サーブ検事総長はテレチェア前大臣が国益に反する重罪を犯したと述べている。

マドゥロ大統領は8月27日に34閣僚のうち16人を交代させている。これは7月の大統領選挙の結果を受けてさらなる変革を推進するためと述べているが、テレチェア前大臣もこのタイミングで就任したばかりで、2カ月足らずでの交代となった。

(マガリ・ヨネクラ、中山泰弘)

(ベネズエラ)

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