マレーシアへの温州ミカン輸出に留意、ブラック ジャック 確率

(マレーシア)

クアラルンプール発

2024年11月29日

マレーシア保健省は2024年11月1日および11月15日、関連輸入者などに対して、温州ミカンなど(HSコード0805.21.00 00:マンダリンオレンジ、タンジェリンおよび温州ミカン)の輸入についてレベル5の検査(保留、検査、リリース)(注)を実施する旨を通知(11月15日付通知PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、マレー語のみ)した。本措置の対象期間は2024年11月1日から2025年1月31日まで。

検査対象である温州ミカンなどは、有機リン系およびカルバメート系の基準(添付資料1参照)に基づき分析(監査)される。本検査措置では、サンプリング検査の結果、基準を順守していることが確認された場合、同一のブランド、生産者、包装業者、輸出者、原産国の次回以降の荷物に対しては、レベル4の検査(監視検査)が実施される。なお、これらの検査に備えて、輸入者はマレーシア保健省が認定する民間検査機関(リスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照)へ事前にサンプルを送付し、分析結果を保健省に送付することが推奨されている。

本通知について、在マレーシア日本大使館がマレーシア保健省に確認したところ、本検査措置に伴う追加的な書類提出は不要であるものの、検査費用は「2016年食品規則(分析料金)」(添付資料2参照)に基づき、輸入者が負担する必要があり、有機リン系で600リンギ(約2万1,000円、1リンギ=約35円)、カルバメート系で500リンギ。レベル5の検査の際、結果が出るまでの間、出荷はできないが、保管場所は空港や港などのエントリーポイントではなく、輸入者の倉庫などでの保管が可能という。

(注)保健省食品安全品質課外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、食品安全基準の警戒レベルには6段階あり、数字が大きいほど規制が厳格。レベル1:自動通関、レベル2:書類検査、レベル3:モニタリング検査、レベル4:監視検査、レベル5:保留・検査・リリース、レベル6:自動拒否。

(都築佑樹、ヌルシャイラ・アズマン)

(マレーシア)

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