1~9月の貿易、輸出は前年同期比15.7%増

(ベトナム)

ハノイ発

2024年11月08日

ベトナム税関総局によると、2024年1~9月の輸出は2,996億5,017万ドル(前年同期比15.7%増)、輸入は2,788億4,218万ドル(17.5%増)で、輸出入ともに前年同期を上回った。貿易収支は208億799万ドルの黒字だった。9月単月でみると、輸出は340億7,762万ドルで、前年同月比11.1%増、輸入は317億5,845万ドルで、11.5%増だった。伸び率は輸出入ともに8月と比べて若干減速したものの、9月にベトナム北部を襲った台風11号(国際名:ヤギ、関連ブラック ジャック アプリ)の影響は限定的だったとみられる。

2024年1~9月の貿易を主要オンライン ブラック ジャックみると、輸出は1位の米国が881億6,126万ドル(前年同期比25.5%増)だった。2位の中国は443億8,844万ドル(3.6%増)、3位の韓国は188億8,044万ドル(6.7%増)だった(添付資料表1参照)。上位10カ国・地域の全てが前年同期比で増加し、輸出総額の約7割を占めた。

輸入は、1位の中国が1,048億727万ドル(前年同期比32.4%増)、2位の韓国が414億4,641万ドル(8.4%増)、3位の台湾が166億1,891万ドル(21.7%増)と続いた(添付資料表2参照)。1位の中国は、特にコンピュータ電子製品・同部品の輸入が前年同期比55.3%増の257億9,436万ドルと伸び、ベトナムの同品目輸入額全体の3割を占めた。ベトナム統計総局は、コンピュータ・電子製品製造関連の外資系企業による投資が増加しており、国内の同産業の発達、製品の質の向上や多様化に大きく貢献しているが、地場企業はこれらの製品のサプライチェーンに参画できていないと分析する。そのため、外国、特に中国から同部品の輸入が増加しているとみている。

対世界輸出を主要品目別にみると、1位はコンピュータ電子製品・同部品、2位は電話機・同部品、3位は機械設備・同部品だった(添付資料表3参照)。上位10品目の全てが前年同期比で増加した。1位のコンピュータ電子製品・同部品は、前年同期比27.4%増と好調。特にシェア3割を占め、最大の輸出市場である米国への輸出が46.5%増の173億1,670万ドルだった。

輸入は、1位がコンピュータ電子製品・同部品、2位が機械設備・同部品、3位が織布・生地だった(添付資料表4参照)。上位10品目の全てが前年同期比で増加した。

(細川雄貴)

(ベトナム)

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