10月の二輪車生産台数、16カ月ぶりに前年同月比プラスに転じる

タイ工業連盟（FTI）は11月25日、10月の二輪車生産台数が16カ月ぶりのプラスとなる、前年同月比70.5％増の29万4,395台だったと発表した（添付資料表参照）。部門別では、完成車が6.3％増の14万9,010台、現地組み立て車（CKD）が4.5倍の14万5,385台だった。2024年1～10月の生産台数累計は前年同期比1.5％減の203万213台、部門別では、完成車が10.8％減の158万5,364台、CKDが57.3％増の44万4,849台だった。

10月の国内販売台数は前年同月比3.8％増の14万113台、1～10月累計では前年同期比10.1％減の142万1,824台となった。また、10月の完成車（CKDを含む）輸出台数は前年同月比2.6倍の17万5,066台、輸出額は16.6％増の約66億バーツ（約297億円、1バーツ＝約4.5円）だった。完成車やエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は、17.7％増の約71億バーツとなった。

さらに、完成車（CKDを含む）の1～10月累計の輸出台数は前年同期比15.9％増の77万6,362台、輸出額は5.8％減の約528億バーツとなった。1～10月累計の完成車やエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は5.9％減の約566億バーツだった。

（高谷浩一、チャナットパット・スクマ）