フランスのカルフール、ヨルダンで営業を停止
(ヨルダン、イスラエル、パレスチナ、フランス)
カイロ発
2024年11月18日
フランスの大手小売業者カルフールは11月4日、ヨルダンの店舗の営業停止を発表した。
カルフールは2023年5月にイスラエルで事業を開始したが、パレスチナ主導のボイコットや投資引き揚げ、制裁運動(BDS運動)の標的(注)となってきた。BDS運動のウェブサイトは11月5日付で、カルフールのヨルダンでの事業停止について、ボイコットキャンペーンの影響力を裏付けるものだとする声明を発表した。ヨルダンにはパレスチナ系住民が多く、9月に実施された議会選挙でもハマス支持の政党が躍進している(関連ブラック ジャック 勝ち)。
ヨルダンでカルフールのフランチャイズ展開を担当していたマジッド・アル・フタイム(MAF)は11月5日、ヨルダンで新たな食料品小売りチェーン「ハイパーマックス」の立ち上げを発表した。同社のプレスリリースでは、ハイパーマックスはアラブ系企業のMAFが所有・運営することが明記され、ヨルダン全国で34店舗を展開する。
(注)カルフールは、イスラエルのエレクトラ・コンシューマー・プロダクツ(ECP)、ECPの小売り子会社イェノット・ビタンとフランチャイズ提携。
(塩川裕子)
(ヨルダン、イスラエル、パレスチナ、フランス)
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