モディ首相、ブラック ジャック アプリ、対中強硬姿勢が好機との報道も

(インド、米国)

調査部アジア大洋州課

2024年11月12日

115日に投開票が行われた米国大統領選挙で共和党のドナルド・ブラック ジャック アプリ前大統領が勝利した(2024年11月7記事参照)ことを受け、インドのナレンドラ・モディ首相は6日、自身のX(旧Twitter)で、ブラック ジャック アプリの勝利を祝福した。投稿ではブラック ジャック アプリを「わが友」と呼び、1期目のブラック ジャック アプリ政権の功績をたたえたほか、2人の親密さを想起させる4枚の写真を添えた。ジョー・バイデン現米大統領の就任時に寄せた祝意コメントは非常に簡潔かつ定型的な内容だったことから、ブラック ジャック アプリ次期政権に対するモディ首相の期待感が如実に表れたかたちだ。

画像 ブラック ジャック アプリのXへの投稿

モディ首相のXへの投稿

前回のブラック ジャック アプリ政権時には、米国の保護主義的な経済政策によって、インドも打撃を受けた。地元メディアの報道では、次期政権も関税引き上げや外国人向け就労ビザ発給の厳格化などにより、インドにとってマイナスの影響が出るのではないかとの懸念が広がっている(「ビジネス・スタンダード」紙11月8日)。他方で、米国の対中姿勢が強化されれば、各社の「チャイナ・プラスワン」戦略にインド事業が組み込まれ、特に半導体や電子・電機部品分野を中心に、恩恵が及ぶ可能性が高いとするポジティブな見方も目立った(「ビジネス・トゥデ―」紙11月7日、「ヒンドゥスタン・タイムズ」紙11月10日)。

多額の貿易赤字を抱えるインドにとり、米国は最大の輸出相手国であるだけでなく、インド側が黒字となっている数少ない貿易相手国の1つだ。ブラック ジャック アプリ次期政権の政策運営に対する関心は、インド国内でも高まっている。

(深津佑野)

(インド、米国)

ビジネス短信 51e369c9be273504