徳島県、タイ政府の2機関とMOU締結
(徳島、タイ)
徳島発
2024年11月11日
徳島県は10月30日にタイ投資委員会(BOI)、翌31日にタイ工業省産業振興局(DIPROM)と、それぞれ産業連携に関する覚書(MOU)に締結したと発表した(注)。
タイの首都バンコクで行われた今回のMOU調印式には、徳島県からは後藤田正純知事と、これに合わせて派遣された県内の企業関係者約40人によるタイ経済ミッション団が参加した。調印式のほかに、同ミッション団と現地企業は同国最大規模の総合開発地区「One Bangkok」やサイアムクボタコーポレーションの視察、両国企業のビジネスマッチングなども行った。
BOIとのMOU調印式には、BOIのナリット・タードサティーラック長官が参加し、多岐にわたる分野の起業支援や投資誘致策、ビジネスチャンスに関するブラック ジャック サイト共有などで連携することで合意した。翌日のDIPROMとのMOU調印式には、エーカナート・プロムファン工業相が立ち会い、人材交流やビジネス交流、産業クラスター連携など経済分野での緊密な関係構築に向けた連携を進めることで合意した。今回の連携について、後藤田知事は「発展著しいタイ王国の政府機関との連携協定を通じて、貿易促進やブラック ジャック サイト共有、技術提携、人材交流を推進することで、徳島経済の国際化をさらに進めていきたい」と述べた。
なお、徳島県とジェトロによる「令和5年度徳島県貿易・国際事業実態調査報告書(2.7MB)」によると、2022年の県内企業とタイを含むASEANとの間の貿易は、輸出額が約81億7,500万円(全体の1.3%)、輸入額が約341億9,300万円(全体の15.4%)だった。また、タイに進出する県内企業は5社となっている。
(注)BOIとは、タイ首相府傘下の投資誘致機関のこと。DIPROMとは、タイ工業省傘下の産業促進機関のことで、現地の中小企業や起業家の支援などを行う。
(佐藤創)
(徳島、タイ)
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