「飛騨の家具フェスティバル」、香港からのブラック ジャック 無料 ゲーム招聘者が登壇
(香港、岐阜)
香港発
2024年11月05日
ブラック ジャック 無料 ゲームは、岐阜県産のライフスタイル関連商品を香港に発信すべく、香港のインテリア関連バイヤーや有識者を岐阜県に招聘(しょうへい)した。この事業の一環として10月20日、岐阜県の飛騨・世界生活文化センターで開催された「飛騨の家具フェスティバル」で、「香港と日本のインテリアデザイン~文化と感性の融合~」をテーマに、香港からの招聘者3人によるトークセクションを行った。
香港のデザインスタジオ「Hintegro(ヒンテグロ)」の創業者キース・チャン氏は、日本の家具の香港での優位性について「1980年代から1990年代ごろに、日本の流行文化が流入したことがきっかけで、香港人は日本の生活習慣などを知ることができた。日本と中国は文化の根底が近いため、美的センスに共通するところが多い」と述べた。一方、日本企業の海外進出の課題に関しては、「多くの日本企業は外国への進出と輸出に関するコツをそれほどつかんでない。例えば、日本の家具は日本人の身長や生活習慣を基準に作られているのが一般的で、香港に居住する身長が高い欧米人には小さく感じる。また、家具が完成状態で輸出されるため、一部の外国のエレベーターに入らない」など、現地で直面した具体的な課題を挙げた。さらに、「分割輸送も可能にするなど、外国に売るには、外国利用者への配慮も必要だ。もしくは、現地の顧客の要求に応じてカスタマイズできるとよい」と、対応策についても語った。
日本の家具や製品を販売するコンセプトストア「How」などの経営を行うフン・ラン氏も登壇した。高級商業施設のK11内にある「How」店内のレストランコーナーでは、日本産家具や食器を使い、レストラン利用の顧客に使用体験をしてもらい、併設のインテリアショップで小売販売につなげるというビジネスモデルを構築している。香港では、高級な日本産家具やインテリア商品を購入できる客層が限られているため、商品分野の違ったポップアップストアを開くことで新しい客層を開拓しようとしている。
週刊雑誌を出版する「Ming Pao Weekly」記者のイギー・リャン氏は「日本の家具は匠(たくみ)の手によって作られ、作り手の心が感じられる。香港市場はストーリー性を重んじる傾向があり、経営者がどういう人生を歩んできたか、どういう経緯でこの商品ができたかなどのストーリーが顧客に伝わることで、より親近感がわき、購買意欲も高められる」とコメントした。
(周天任)
(香港、岐阜)
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