1人1万バーツ支給のデジタルウォレット第2フェーズ、60歳以上に支給へ

(タイ)

バンコク発

2024年11月27日

タイ政府の景気刺激政策委員会は11月19日の会議外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、60歳以上の高齢者に1人当たり1万バーツ(約44,000円、1バーツ=約4.4円)を支給する政策を決議した。

ペートンタン・チナワット首相が委員長を務め、ピチャイ・チュンハバジラ副首相兼財務相、中央銀行のセタプット・スティワートナルプット総裁、国家経済社会開発委員会(NESDC)のダヌチャー・ピチャヤナン事務局長、チュンラパン・アモーンウィワット財務副大臣など関連省庁・機関の代表者が出席した。

同日の会議では、経済を活性化するため、1人当たり1万バーツを支給するデジタルウォレット政策(関連オンライン ブラック ジャック)を継続することが決定した。第2フェーズとなる今回は、第1フェーズで既に給付を受けている低所得者の高齢者を除き、約400万人の60歳以上の高齢者に1万バーツを支給する方針。20251月中までに支給を開始し、現金で銀行口座に振り込むという。

チュンラパン財務副大臣は202546月に第3フェーズとして、残りの対象の国民に1万バーツを支給する方針と述べた。また、第1フェーズの給付が経済を刺激することにより、2024年の経済成長率は少なくとも2.8%拡大する見込みだと述べた(1120日付「ネーション」紙)

(ピンラウィー・シリサップ、藤田豊)

(タイ)

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