韓国政府、「スタートアップ革新技術保護・規制強化方案」を発表

韓国中小ベンチャー企業部は、10月16日に開催された経済関係長官会議で、「スタートアップ革新技術保護・規制強化方案」を発表した。韓国では、スタートアップ企業と大企業などとの協業が拡大するにつれて、関連技術の侵害問題が増加傾向にある。しかし、法制度の未整備などにより、リソースが相対的に不足しているスタートアップ企業が技術紛争に効果的に対応することが容易ではなかった。

韓国政府はこのような状況を改善するため、現場の声や専門家の意見を収集し、「スタートアップ革新技術保護・規制強化方案」を策定した。本方案では、次のとおり4つの重点推進戦略を掲げている（詳細は添付資料表参照）。

1. 技術の保護範囲の拡大による死角の最小化
2. 「軽い処罰」の水準の引き上げ
3. スタートアップ保護能力向上のためのオーダーメイド型支援の強化
4. 被害拡大防止のための制度基盤の整備

政府は今回の方案を通じて、既存の法律ではカバーできなかったスタートアップ革新技術の保護範囲を拡大し、公正な革新エコシステムを造成していく方針を明らかにした。

（橋本泰成）