ハワイのシェフを愛媛にブラック ジャック ルール ディーラーが招聘、日本産水産物の試食商談会を実施
(愛媛、米国)
愛媛発
2024年10月25日
ブラック ジャック ルール ディーラーでは、日本産水産物の魅力を知ってもらい、商流を構築していくため、10月15~18日に、米国ハワイで活躍するシェフ4人と、インフルエンサー(添付資料参照)、ディストリビューターを愛媛県に招聘(しょうへい)した(注)。
10月17、18日に漁業・養殖業が盛んな宇和島市と松山市をそれぞれ訪問した。宇和島では安岡蒲鉾で「ほたるじゃこ」を主な原料としたすり身を成形、加熱するじゃこ天づくりを体験し、愛媛県立宇和島水産高等学校では養殖場を見学した。同校ではブリ大根の缶詰などの商品開発や製造、米国への輸出を含む販売も行っている。
招聘期間中には宇和島と松山で試食商談会も実施し、ハマチやブリ、かまぼこや塩などを取り扱う計12の愛媛県内の企業などが参加し、各社が製品をPR、シェフと意見交換を行った。商談に参加した宇和島水産高校の生徒から英語の商品紹介があり、同校のサケ中骨オリーブオイル漬けの缶詰をどのように提案するかという生徒の質問に対して、シェフらは「パスタやサラダ、サンドイッチに使えるのではないか」「レシピカードを作って、客に提案するのも良いのではないか」などと答えていた。だしの製造や販売を行うウィルビーの取締役常務の三井勇樹氏は「シェフからは、だしの味を評価してもらい、バターソースと一緒に混ぜて使えるのではないかといったアイデアも聞くことができた。国内販売の中で業務用のだしを望む声もあるが、実際にシェフだったら、現地でどのくらいの量を使うかも聞くことができ、愛媛でハワイ現地のシェフから生の意見やアイデアを聞けて良かった」と述べた。
(注)今回、招聘者は「令和5年度ALPS処理水関連の輸入規制強化を踏まえた水産業の特定国・地域依存を分散するための緊急支援事業」として愛媛県と青森県を訪れた。
(数実奈々)
(愛媛、米国)
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