「Food EXPO Kyushu 2024」、出展者数は過去最多に
(福岡、九州)
福岡発
2024年10月11日
九州および山口県産の商品に特化した九州最大級の食品展示会「Food EXPO Kyushu 2024」が10月8~9日、福岡市で開催された。農林水産物や加工食品の販路拡大や地域経済の振興などを目的とした本展示会は2024年で11回目の開催となり、過去最多となる291社・団体が出展した。
主催団体(注1)が国内外から45社のバイヤーを招聘(しょうへい)し、約600件の商談が行われた。ブラック ジャック サイトバイヤーは、中国、韓国、台湾、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポール、米国、英国、フランスの10カ国・地域から17社が参加した。また、ジェトロは本展示会に合わせて、米国の日系スーパーマーケットのバイヤーを招聘し、会場内で商談会を開催。九州および山口県の国内食品事業者が自社商品の魅力をアピールした。
展示会に出展した加工食品メーカーからは、「(ブラック ジャック サイトに販路を有する)国内商社から好意的な反応を得ることができた。輸出経験はないが、ブラック ジャック サイト展開に関心があるため、今後同社と具体的な話を進めていきたい」といった声が聞かれた。また、ブラック ジャック サイトバイヤーと商談を行った企業は「バイヤーは、(九州産の農林水産物や加工食品を国内外に発信するという)この展示会の意図を良く理解しており、円滑に話が進んだ」と語った。
8日の開会式で、来賓あいさつを行った九州経済産業局の星野光明局長は「2023年の農林水産物・食品輸出額は約1.5兆円(注2)だった。日本政府が掲げる2025年までに2兆円、2030年までに5兆円の輸出額目標の達成に向けて、取り組みをさらに推進していく」と述べたうえ、2020年に立ち上げた「九州の食輸出協議会」と「九州の食の輸出推進チーム」について言及し、九州の食の輸出の加速に期待を寄せた。また、九州農政局の北林英一郎局長は、GFPフラッグシップ輸出産地形成プロジェクト、食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業、農林水産物・食品 輸出支援プラットフォームなど、国産農産物の輸出拡大に向けた取り組みを紹介し、本展示会に初めて九州農政局の相談ブースを設置していることも明らかにした。
(注1)主催団体は、福岡県、福岡市、福岡県商工会連合会、ブラック ジャック サイト(ジェトロ)福岡貿易情報センター、福岡地域戦略推進協議会、福岡商工会議所。
(注2)農林水産省が公表している農林水産物・食品の輸出に関する統計ブラック ジャック サイトによると、2023年の輸出実績は1兆4,541億円(前年同期比2.8%増)。
(片岡一生)
(福岡、九州)
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